ある日とつぜん、着物に目覚めたものの──、さてどうすれば? 迷いながら訊ねながら学びながらの着物日々記録。
*** 着迷いごと ***
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根津千駄木下町まつりへ その参
2014年 10月 19日 (日) 23:33 | 編集
そして貞さんのギャラリー、フラスコをも覗いてから、並びの「トンボロ」へ。

しかし土曜日の神楽坂はそう甘くはありませぬ。
トンボロも、並びの「カフェスキッパ」も、満員御礼なのでした。
(ときおり、ここでランチをいただくことも。よい感じにゆるっとなれます)

いいかげん歩き疲れてきて、ひとりは睡眠3時間ばかりで、ふたりは珈琲飲みたくてしかたなくて、
さてどうしましょう。

とりあえず目当ての「木の花」方面へ坂を下り、奥に入り……、ふとビルを見上げたわたしの目に
カフェの文字が飛びこんできました。
おお、救いのオアシスがビルの三階に⁉︎

こうして偶然入ったのは「シマダカフェ」。

ちゃっかりフレンチトーストもいただいて、生命力を回復します。

しばし休憩ののち、ようやく「木の花」へ。もうずいぶんと前(たぶん七、八年前)に雑誌「七緒」で
見て以来、福岡には行けないし、でも実際に手にとって見てから買いたいし、と、悶々とした記憶のあるショップです。
いまは月のうち日にちを限って神楽坂店を開いておられ。

初めて立ち寄った木の花さんで、ずうっと気になっていた長い丈のうわっ張りを、みごと入手したのでした。

さて、本日のコーディネート。
連れふたりはそれぞれ、秋のそぞろ歩きにぴったりの組み合わせ。

漆塗りの水面につややかに揺れる紅葉鮮やかな羽織。
しあわせを絡めとる蜘蛛の帯留。

羽織紐は酒井さん作です。

SHちゃんの帯では枝の上をリスが跳ね回り、

なんと前面にはナマケモノが。

この帯留は、旧・フジタチサト(現;スナ・フジタ)さん作

そしてわたしは、かをる様作文福茶釜帯。お祭りには物の怪がちょうどいい、ような気がしたもので……
まさかお稲荷様の鳥居を潜ることになろうとは。


(詳しくはかをる様のブログ「中村かをる総作帯屋」へ♪)

この日はけっきょく、10000歩以上歩いてました。そぞろ歩きというより、しっかりみっちり歩いたようです。
食べた分をいくぶんなりと消化できていたらいいなぁ、と願いつつ。
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根津千駄木下町まつりへ その弐
2014年 10月 18日 (土) 18:03 | 編集
本日の最重要ミッションはぶじ完了。
いつもは散策メンバーのひとりとなるTちゃんが、美人女将としてきりきりしゃんと働く姿も堪能し、
おみやの串も購入して、さて、歩くといたしましょう。

まずは根津神社へお参りです。
屋台やフリーマーケットの出た境内では催しもあって大賑わい。
江戸の三大祭りと謳われた例大祭が、先月終わったばかりの根津神社。
今週はいわば、奉祝祭のようなものでもあるのでしょうか。

各県からの出店もあって、島根県津和野町からやってきた「つわみん」としっかり握手。
かわいかった…。

かをるさま、SHちゃんとあれこれ喋りながら本堂前へ。お参りをすませ、乙女稲荷へもお参りします。

人界のざわめきに満ちた真昼間にても、潜るごと異世界に近づく錯覚を覚えるような…。

お稲荷さんにお邪魔したというのに、締めていた帯は文福茶釜(かをる様作)。
よろしかったでしょうか…?

詳細はほかのおふたりの組み合わせとともに、その参にてお伝えすることとして、さて。

根津神社をあとにして、すこし遅めのお昼を入れましょう、とおもにワタクシが控えめに(当社比)主張いたし、
蕎麦店に向かいました。

気に入りのお店、「よし房 凛」。
もう何年も前、所用でひとり根津に来た帰りに、ふらっと入って身も心も温まった記憶があるのです。

力をつけねばと揚げ餅入りのみぞれうどん。辛味大根がぴりりと利いて、額にじんわり汗が浮かびます。


ご馳走さまでした。

祭りの出店を冷やかしながら、のんびり駅に向かいます。
めざすは神楽坂。
今日からちょうど、「木の花」が今月の神楽坂店を開く予定なのでした。

と言いながら、神楽坂に着いたら、ここは外せまじと「貞」に立ち寄るわれわれ。
http://www.sadakagura.com/link.html

えーと白状しておきますと、つい先週も貞さんであれこれゲトしたばかりです。


でもあの、理由があるのです。
足を向けて寝られないくらいお世話になっている会社が神楽坂にありまして、
そちらに立ち寄ったり仕事したりする機会がちょこちょこあり。

ことに〆切明けなどに、小さな開放感を胸にふらふらと坂を下っていくと大好きな貞さんが在ってしまうという、そんな位置関係なのですよ。
だからそのう、不可抗力なのです‼︎
(…だれに言い訳してるんだか)

話が長くなりましたので、その参につづけます……


根津千駄木下町まつりへ その壱
2014年 10月 18日 (土) 11:50 | 編集
仲間内では、串揚げまつりで通っている下町まつり。
なんとなれば、はん亭若女将でもあるガラス作家のTちゃんが
屋台に立っているから。ふひひ。

屋台の上には猫の人形が。
そしておすすめ秋メニューは、松茸、栗、秋刀魚の三本1000円!
ポピュラーセットは豚ヒレ、ホタテ、エビの三本500円です。

100年
2014年 10月 13日 (月) 15:49 | 編集
日本橋高島屋でKと待ち合わせ。
ひさびさの日曜外出、百貨店の中は思ったよりずっと賑わってました。
聞けば東京駅開業100年を記念して、さまざまイベントも催されるとのこと。
長いようで短い1世紀。

そしてここ何年か、初秋にかならずまとう組み合わせで出かけました。珊瑚があしらわれた帯留のみ、
ニューフェイスです。
とはいえたしか、骨董ジャンボリーで格安だった一品。ふふふ、ようやく使えました。
舞えや歌えや その壱
2014年 05月 02日 (金) 12:09 | 編集
さて、すでに4回は袖を通した「水玉大島」が手元にやってきたのはつい先月、
こちらでも告知した中村かをるさんと酒井啓子さんのふたり展でのことでした。

それぞれに作られた帯とアクセサリーの数々は、期待を上回る磁力を放ち、
あらかじめ休みをとって平日初日に馳せ参じたのは大正解でした。

OPENの時間に遅れること20分ほどだったのに、すでに数人の方が
ギャラリーにおられて、その中にはここで待ち合わせした着物de遊び仲間の
SHちゃん、ガラス作家のTちゃんの顔もあり。

すでにふたりとも、しかと帯を手にして立っています。
「な、なにもう持ってるの?!」
「へっへっへ~」
「わ、わたしも私も」
意味もなく焦りつつ、あたりを見回したとたんに惹きつけられる一本が
ありました。
それはカラスの刺繍帯。
淡いピンク地の生地の上で、まさに濡れ羽色をしたカラスが遊んでいます。
ふっと手に取って鏡の前に。
「きっとそれを選ぶと思った」
ふたりがにやにやと鏡の中で笑います。

う。見透かされている……。

というわけで、ほぼ迷うことなく帯を決め、さらに酒井さんのセンスが光る
指輪や羽織紐をも、うっとりしつつも選びとり。

ほくほくしながら、ギャラリー奥のテーブルでお茶をいただいていたその時に、
ふっとかをる様がくだんの着物を見せてくださったのです。
「これ、Iちゃんにぴったりだと思うのね」

昭和初期の水玉柄大島紬。
不思議とモダンなデザインで、好みなのはもちろんのこと、サイズも
誂えたようにぴったりなのでした。

ふ。ふふふふふ。
意味もなく漏れる笑い。

そして、なになに、そんなかわいい着物もあったの?
いったいどこに?!
と友人たちの目の色もかわり、次々、着物が置かれた棚を覗き見ては取り出して。
あれこれと試した結果、SHちゃんは白大島、Tちゃんは水の都ヴェニスが描かれた
やわらかものをそれぞれ手にしてにっこり、なのでありました。

わたしはといえば、なぜかアヒル柄(!)の羽織まで見つけてしまい。
そういえばTちゃんも、まるで着てきたかのようにぴったりの紬の羽織を見つけ
出し──。
今思い出しても、さながら着物のお店に伺ったかのような充実感でありましたよ。

ようやく落ち着いて顔見合わせれば、誰からともなくいつもの合言葉。
「よし、がんばって働こう」
「うん」
「だね」
そう、このために、とまでは言いませんが、それぞれに髪振り乱しておそらくは
すっぴんにて仕事にあたる時間があるからこそ、こうしたときの喜び・愉しみは
幾倍にも増すのでありました。

それにしても、開催者おふたりのコーディネートはいつもの如く魅惑的。
個性にぴたりとあった印象深い着こなしに、何度も視線を送ってしまいます。
tenn02.jpgtenn03.jpg

Tちゃん、SHちゃんもそれぞれ素敵だったのに、SHちゃんの写真を撮りそびれて
しまいました。無念だ。
tenn00.jpg
こちらTちゃん。おかあさまの久米島が色白卵型のお顔に映えて、ただでさえ
美人なのにますます美しい姿にうっとりでした。

ああ、そして。
記念撮影でもSHちゃんの姿はまるっと隠れてしまっている、すまんです。
こんどコーディネート写真だけでも送ってもらおう。
tenn01.jpg
ちなみにわたしは、前回のかをる様三人展で入手した、雀が遊ぶ帯を締めて
いったのですが──、すみませぬ、いずれアップでご紹介をば。

で、この話、さらに続きがありますのです。              (つづく)
copyright (C) 2007-2009, Io Sakano all rights reserved.
無断転載は固くお断りいたします。
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