ある日とつぜん、着物に目覚めたものの──、さてどうすれば? 迷いながら訊ねながら学びながらの着物日々記録。
*** 着迷いごと ***
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『特別展 琉球の織物』 日本民藝館へ  その1
2008年 05月 29日 (木) 23:59 | 編集
気ぜわしくなりそうな六月を目前に控えて、なんとか五月中にこなして
おきたいことが目白押し……。
まずはMさんと都合を繰り合わせて平日に休みをとり、かねてから
行きたかった「日本民藝館」へと足を運んでまいりました。
めあては「特別展 琉球の織物」。せっかくなので、ランチもご一緒することに。
東京大学の駒場キャンパス内にある「橄欖(かんらん)」が待ち合わせ場所です。

井の頭線・駒場東大前駅で下りるのは、はたして何年ぶりだか記憶にないほど。
照りつける陽射しを日傘で遮りながら、学生らしきひとたちの流れの後について、
東京大学構内に入りました。
入ったとたん、ふっと気温が下がったように感じます。陽射しを遮る木々を仰ぎ見て、
「いいなあ」と呟いていました。なんとも心地よい風が吹き抜けていくのです。
溢れる緑を楽しみつつ、頭にいれてきた地図に沿ってゆっくりと歩いて
いくと、すぐに、めあての建物が目に入りました。
一階はカジュアルな設え、対して二階は、ふんだんに木を使った、心落ち着く内装です。
kannrann01kannrann02
予約をいれたのが前日だったこともあって、カウンター席となりました。
ご覧のようにテラス席が、なんとも気持ちよさそうです。
kannrann03 次はここで。(笑)

Mさんとお会いするのは3カ月ぶり、たまったお喋りがこぼれてこぼれて、
お腹も満たしながら尽きぬ会話を楽しみました。それにしても、涙目に
なるほど笑ったなあ──、「いかにして物を片づけるか」の第一目標が、
ふたりとも「圧縮布団袋を買う!」だったなんて。
Mさん、がんばって共に「片づけ上手」を目指しましょう!(などと同類扱い)

さ、お腹もいっぱいなったし、民藝館に参りましょうか。
店を出がてら、なかなかフォトジェニックな館内で、ちょいと記念撮影を。本日の
コーディネートをアップ気味に写してもらいました。
kannrann04 琉球紬にイカット帯で。

この日は暑くなりそうだったので迷ったのですが、大島は今季、何度か着ています。
それに、めざすのが「琉球の織物」展。なので、琉球紬をまといました。ただし、
下に着たものはすべて夏物。汗取りあしべに麻のうそつき+麻の裾よけです。
心残りだったのは、一点、帯揚です。なんだかしっくりする手持ちがなくて、
さんざ迷った末に灰桜色のものに決めたのでしたが──、ううむ。またあらたな
色を探さねばなりますまい。

さて、あらためて、日本民藝館へ向かいます。            (つづく)
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五月大歌舞伎@新橋演舞場 その3
2008年 05月 28日 (水) 22:51 | 編集
さてさて、向かった先は、「そば 流石(さすが)」です。
日曜日の銀座で、ラストオーダーが23:00とは心強いばかり。店の前では、
風情ある行灯が、歩道に仄かな明かりを映していました。
sobasasuga01
人ひとりが通れるほどの階段を下りていき、店内に入ります。
と、思いもかけない賑わいをみせているではありませんか。おや、と思うほどもなく、
目ざとく我々の紙袋(新橋演舞場オリジナル)に気づいた店主が、「今日はみなさん、
いろいろなところからのお帰りなんですよ。歌舞伎の方、落語の方──、お客さまがたは
演舞場でしたか」と気さくに声をかけて下さいます。
すぐさま心もちもほどけて、楽しくカウンター席につきました。
まずはもちろん、乾杯です。涼やかなグラスとともに、目も喉も潤って、深々と息をつきました。
sobasasuga02 「乾杯!」

さくさくと数品をお願いしてから、おもむろに本日の感想を語り合います。
なんといっても伊右衛門の悪役っぷりに話題は集中。合間に「おいしい!」
「家で作れたらいいのにねえ。見て、この器」「素敵ですねえ。こっちには『流石』って
書いてあります」等々、かしましく盛り上がるのでした。
日本酒の品揃えのよさにも喜んだふたりですが、中でも mi さんを高揚させた
のは「幻の日本酒」が品書きに載っていたこと。
「これ、ずっと取り寄せしてたんだけど、とうとうお願いしていた百貨店でも
扱わなくなっちゃったのよ。まさかお店で飲めるなんて……!」大喜びの mi さんに、
店主が「うちは年間通じてお出しできるよう、かならず本数を確保していますから」
と力強く請け合ってくださいます。mi さんの目の輝きようといったら──、きっと
通うな。と横で笑いながら確信しました。
それにしても、「するっと一升、入っちゃうんですよねえ」は、ええと、聞きまつがいでは
なかったですよね? そうですか。飲んべはちがう。いいなあ……。
その酒の銘は失念いたしましたが(すみませぬ、好きだけれど味のわからぬ私には
ちともったいなかろうと、憶えませんでした)、他にも飲みやすい日本酒が各種揃って
いました。つられて、箸もどんどん進みます。

〆で、細いそばをこれもまたつるりといただいたあと、苺のアイスクリームを
いただきました。これが、手作り感溢れて、砂糖はほとんど使われていない
のではないかというお味。蕎麦や料理の後味を消さない工夫かな? と感心
しながら、苺の味をかみしめました。ご馳走さまです!!

そんなわけで、夜までしっかり堪能した、貴重な半日となりました。
この日が、着物2年目/第13回目。体の奥で、ふつふつときものへの思いが
熱を帯びるのを感じます。5月中にまちがいなく、あと2度は着る予感──。
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「そば 流石」
東京都 中央区銀座1-19-12 理研ビルB1
03-3567-0012
五月大歌舞伎@新橋演舞場 その2
2008年 05月 27日 (火) 00:57 | 編集
さて、本日目当ての演目は、通し狂言「東海道四谷怪談」でした。
吉衛門ファンとしてはぜひ、というので足を運んでみたのです。
toukaidouyotuyakaidann
開場直前の時間に演舞場前についてみれば、すでに大勢の人々が。
入口前に出たお弁当やさんで、さっそくちいさな詰め合わせを一折、
手に入れました。開演前にかるく腹ふざけしておこうという目論見です。

写真を撮ることをすっかり失念、まずはみやげものコーナーで足止めにあいます。
思わずゲットしたのは100円の「新橋演舞場紙袋」。(笑)
なんだか風情があるのですものー。うひひ。
つづいて二階に上がり、さっそく、ホールに設えられたソファとテーブルのセットに
落ち着いて、mi さんとお茶で乾杯。いなり寿司、おいしかった……♪

通し狂言は16:30開演20:50終演、合間に2回の幕間と、なかなか見応えが
あります。この「東海道四谷怪談」、筋書きだけは知っているのですが、
通しで観るのははじめて──、で、のけぞりました。
伊右衛門さんて、あんなに悪人だったのか! でもって、忠臣蔵との絡みは
あまり多くはない展開だったのですね。
うわー、うわー。と口の中で呟きつつ、ときおり mi さんと顔見合わせて
笑ったり合図しあったりいたしつつ、引き込まれての観劇です。

幕間になるごとに、mi さんと「ここはこういうこと?」「あそこの意味は」
とつっこみまくりの面白さ。
やはり観てみるものですねえ。素人なりに楽しみつつ、うむ、ちゃんと
知りたいなあと歌舞伎への興味がますます湧いてきます。
(いちおう、「歌舞伎への正体」戸板康二/岩波現代文庫だけは、以前
読んでいるのでしたが──、まだまだ)

さてさて、これまた写真を撮り忘れたのでしたが、一幕目のあと、ふたり
一致して呟いた言葉が「アイス、食べたい」でした。
場内の熱気、役者さんの演技に魅入られて、なんとも熱っぽい感触。
甘くて冷たいものが欲しい。そう言い合っていたら、ちゃあんと売ってくれて
いたのです。それは「小倉アイスもなか」! (たしか、もなかアイスとは
書いていなかった気がする……)
なんとタイムリーな販売でしょう。
白い紙袋に包まれたアイスもなかは、丸いもなか皮の中に、
ころんと小倉アイスが挟まれて、なかなかのボリューム。
さっそくほおばると、アイスはすぐに皮に馴染んで、ぱりっとした食感と
甘さ控えめの小倉アイスが融けあって、目尻の下がる美味しさです。
あやうく二個目に走りそうになりました。

それにしても、たっぷりの4時間弱を、めいっぱい楽しみました。
福助丈演じるお岩さん、凄艶。オペラグラスで食い入るように拝見します。
幕切れにはふたりして顔を見合わせ、「……伊右衛門さん、最期まで
懲りなかったね」と頷きあって、いやはや。悪役はあそこまで徹底してこそ、
と我が身を振り返って、妙なところで反省したり……。

演舞場を流れ出たあとは、ふふ、本日のもうひとつの楽しみが
待っています。日曜日の夜遅め、銀座界隈で気の利いた食事どころは
なかなか見つけにくいのですけれども、ありました。
以前から言ってみたかった蕎麦店が、日曜日にも開いていたのです。
ブラヴォ。さあ、参りましょう!
                                    (つづく)
五月大歌舞伎@新橋演舞場 その1
2008年 05月 25日 (日) 19:55 | 編集
ああ、5月はなんとあわただしく過ぎていくことか。
それでも、前々から予約していた歌舞伎だけはと、mi さんとご一緒して
新橋演舞場に赴きました。
待ち合わせ場所には、演舞場からは少し離れていますが、気になっていた
カフェを指定してみました。その名も「CAFE DE SHINRAN(カフェ・ド・シンラン)」!
そうです、直訳すれば「親鸞カフェ」。お察しのとおり、お寺さんに関係があります。
なんと築地本願寺の敷地内に、そのカフェはあるのです。
不思議だ。気になる。
機会があれば立ち寄ってみたかったカフェに、よい折とばかりに行ってみたのでした。

築地本願寺は、いつ前を通ってもなんとはなしに活気に満ちているのですが、
この日もなにの集まりがあったのか、広い駐車場にバスが数台とまっていて、
そこら中をボーイスカウトやガールスカウトの坊ちゃん嬢ちゃんが楽しげに
にぎやかに走り回っていました。昼下がりの平和な境内。
……こ、こんなところにカフェがあるのか……?
おそるおそる、入ったことのない門の中に足を踏み入れます。見回してみれば、
おお、ある! ありました。親鸞カフェ、じゃなかった、カフェ・ド・シンランです。
sinnranncafe
うわー、親鸞上人(推定)が垂れ幕になってる……。
雑誌『ソトコト』の主催・運営とのこと、コンランショップを彷彿とさせる外観もお洒落です。
それが築地本願寺境内にある、というのがまたなんとも──。
内装はナチュラルテイスト、全面ガラス張りの壁面から明るい光が射しこみ、高い天井と
あいまって居心地のよい空間が拓けています。
お、mi さんが先に座っておられる。あっ、それが噂の「髑髏の半幅」ですね?
dokurohannhaba 「そうなのよー。かわいいでしょ?」

味がありんす。後で撮らせていただいた後姿がまた、よいのでして。
dokuroobiback 髑髏になってもなお、呑みつづけるヒトたち。
……将来が視える。

「鮫小紋にはちょっと軽すぎたわねえ」と後でおっしゃっておいででしたが、
なんの、今日の演目を意識したあえての遊び心。愉しければよいではありませぬか。
いっぽうのわたしはといえば、はは、いつもどおりの組み合わせ。
sinnranncafenite 「ポイントですか? ええと、いつもの文鳥帯留ですかね」

夏に近い陽射しの中を歩いてきたので、喉がからから。フレッシュオレンジジュースを
いただきました。mi さんはペリエ。アルコオル好きの我々ですが、いちおうここでは
おとなしいものをいただいております。なんたって、これからが長い。
おかしかったのは、その日の襦袢のこと。ほんとは mi さんもわたしも、
夏物の半襦袢にしようと思っていたのですが、それぞれに袷の長襦袢を
着ていました。理由がまた、お揃いでして。「半衿をつけ替えるヒマがなかったから」!
なあに、前から分かっていることですから、いつだって替えられたのですよ。
ただ、前夜にでも、とのびのびにして、けっきょく出来なかったというだけのこと。
不精はダメですねえ。と笑いあう、トホホなきものビトたちでした。
さて、ひと息いれたところで、いざ、演舞場へと向かいます。    (つづく)
0518-01 いざゆかん。
あ、暑い。
2008年 05月 07日 (水) 20:29 | 編集
なんでしょね。初夏というより、もはや夏。とでも言いたくなるよな上天気。
天気がよいのは嬉しいけれど、気温が上がるのはありがたくない。
びみょうな着物心です。
3日、どうしても必要なものがあって出るついでに、あまりに着ないのも腕が
鈍ろうかと、母ゆずりの大島を着て出たのですが。
まんまと汗をかきました。はやくも、汗取りあしべの出番でしょうか。
長襦袢も、夏用二部式に替えたほうがよさそうな気配。
早すぎる……。
この日はせめてもの気持ちで、帯締を初夏らしい瓶覗色にしてみました。
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去年、京都きもの旅で手に入れた塩瀬の帯。
お太鼓柄なれど、手早く結べる角出しに。それでもトータル20分ほど
かかります。先日、ある女優さんの特技に「着付け2分」とあるのを
見つけたのですが、わたしの場合は2分ならようやく長襦袢ってところですか。(笑)

4月に一度、〆切真っ最中にいつものコーディネート(珊瑚色の琉球紬+母の帯)で
外出したのが、11回目。今回が着物2年目/第12回目となりました。
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