ある日とつぜん、着物に目覚めたものの──、さてどうすれば? 迷いながら訊ねながら学びながらの着物日々記録。
*** 着迷いごと ***
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着物で歌えば……?! その1
2008年 06月 30日 (月) 22:41 | 編集
さてさて、過日、スタジオクゥさんのブログ「キモノは別腹」にて、わが家の
マトリョミンを紹介していただいたのでありましたが。
持っている本人がこれまでちゃんと触れていないのもナニかな、と思いまして、
ちょっと書いておきます。

ぢつはワタクシ、ようやく「教室に通う」形でマトリョミンを習い始めまして。
これまでは、師匠であるテルミニスト・濱田佳奈子さんとご都合をあわせて、
ぽつりぽつりと習っておったのですよ。
けど、やっぱり、も少しちゃんと上達しておきたい、と思ったのですね。そのためには
定期的に習うほうが効果があります。そんな折、わが家からそこそこ近いところで
全6回の講習会が開かれることになりまして、さっそく参加したというわけです。

この時点で、「マトリョミンってナニ?!」と思われた方。
楽器の名前であります。でもって、名前の由来は「マトリョーシカ」+「テルミン」=マトリョミン
この楽器、見た目が風変わりであります。どう見ても大きめのマトリョーシカなんですもの。
matoryominnmatononaka
で、中を開くと、ふつうのマトリョーシカなら、さらにおちびなマトちゃんが現れるはずが、
なにやら装置が入っているのが分かります。これが、テルミンという電子楽器の機能を
応用した装置。直接手を触れることなく、音を出すことができるように
なっています。テルミン演奏家・研究家の竹内正実氏が考案・開発なさったものだとか。
詳細は、「Mandarin Electron(マンダリンエレクトロン)社」のサイトへどうぞ。
マトリョミンの通信販売もなさってます。

思えば、このマトリョミンなる奇天烈な楽器に出会ったのは、三年ほど前のこと。
当時バレエ仲間であった、テルミニスト濱田佳奈子氏のコンサートの折でした。
テルミンという楽器自体、不思議力で鳴っていると思っていたほどなのに、
目の前で、ちょいと大き目のマトリョーシカが「み゛ょ~~おおお」と歌いはじめた時の
衝撃はもう、なんと申せばよろしいやら。(笑)

また別の日、佳奈子師匠が持ってきてくれたマトリョミンを弾かせてもらって、
恋におちてしまったのです。
そのまま、勢いに乗って自分用のマトリョミンを手に入れるべく奔走したワタクシ。
上記・マンダリンエレクトロン社のサイトでは、通販で顔を選べないため、直接見て、
触ってから買いたかったので……。
なにしろホラ、おなじマトでもこんなに顔や大きさ・デザインが違うのですよ。↓
matokotobuki3matokoto3
髪にメッシュが入ったコも……! ちなみにこの3マトは「寿(ことぶき)」という種類です。

今ならですね、にゃんとスパイラル・マーケットのオンラインショップにて
顔を選べます!(笑) いっきに5人、もとい、5マトほど並んでるのを見ると、
違いがわかっておもしろうございますよ♪
ただし、筐体の大きさや、木の厚みによって音質も異なるもよう。本気で
欲しい方は、山野楽器吉祥寺店や、中野ブロードウェイ内ショップ・メカノなどで
お取り扱いがあるようですが、常に揃っているとは限らないそうで。
問合せの上お出かけになったほうが無駄足にならないかと……。

ああっ、すっかり着物とはかけ離れた説明が長くなってきました、すみませぬ!!(汗)

話を戻しましょう。着物とマトリョミン……。もちろん着物を着て弾いたからといって、
演奏が上手くなるわけではありませぬ。(あたりまえ)
ありていに申せば、「着迷いごと」内で触れるからには、着物をまとってマトリョミンを
歌わせなければ意味がない! という屁理屈であります。            (つづく)
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垂涎の!
2008年 06月 29日 (日) 22:32 | 編集
目にしたとたん、ほんとうに涎が垂れそうになりました。
尻尾があれば、びょんびょんと力いっぱい振り回したに違いありませぬ。
灯屋2のOさんの、とある平日のコーディネート……、どうにもこうにもツボなのでした。
ムリを言って拝み倒して、写真を撮らせていただくことに。顔はけっして出しませぬ、
という約束でブログ掲載許可もいただきましたが、うーむ、色合いといい
組み合わせといい、実に好みなのでありまするよ。それがまたOさんの
お人柄や体つきにしっくりと似合っていました。

こういうコーディネートを見られた日は、心充たされます。
osann01osann02
試してみてわかったこと。
2008年 06月 28日 (土) 23:59 | 編集
先日、初めて「仕事で着物」をさせていただきました。
直接着物に関係する仕事内容ではなかったのですが、
あらかじめ周囲の了解もあり、打ち合わせの段階で着物姿で
伺うというかたち。
なんの問題もなく、スムースに仕事は済みました。
が、やはり今のわたしの立場では、もろもろ鑑みて、着物を仕事着と
させていただくのはいかがなものか、な心もちとなりました。
いえ、もちろん、仕事そのものが着物関連であったり、先様のご要望が
あるのでしたら、喜び勇んで着て行くのですが……。
sigotodekimono (着物2年目/第25回目)
取材前の「顔合わせ」でもあったので、野蚕紬にチェックの単帯という、
仕事らしい組み合わせ。(のつもり)
ちなみにこの帯、先日の京都きもの旅の際、「正尚堂」さんで手に入れたもの。
新品でかつお安かった。そのうえ締めやすいので大変気に入っています。
なかなかうまくは参りませぬが。
2008年 06月 27日 (金) 02:47 | 編集
しばしお休みをいただいた和裁を再開して、二カ月目。
今年は仕事の忙しさから、浴衣を縫うのは諦めました。けれどこの時期、和裁教室は
浴衣一色。みんなが一所懸命、じぶんのために、恋人のために、あるいは家族の為に、
黙々と針を動かしています。
やっぱり縫いたくなるものでありますが──、いやいや、今はムリだから。
ちなみに昨年は、針をちゃんと持つのも初めて、運針もままならぬ身でいきなり
浴衣縫いにチャレンジしました。いちおーこんなのはできたんですよ。
kyonennnoyukata
堀井株式会社の「源氏物語」というシリーズから布地を選びました。
ついネーミングに惹かれて、てのもありますが(その割に『源氏物語』の内容とは
まったくといってよいほど関連のない商品展開(笑))、もひとつ理由がありまして。
これね、同じ反物が雑誌『七緒』(プレジデント社)に載ってたんですよ。
2006年のvol.6、48P~の〝ゆかたでお仕立て初挑戦〟という企画でした。
仕立てあがった写真が55Pに載っていて、よいなあ、と記憶に残っていたので、
教室でカタログを見て、迷わず選んだ次第。

これはこれで、とても満足しています。でもできることなら来年こそ、先生の引率のモト、
大挙して問屋さんに伺って宝の山から反物を選ぶ──、というイベントに参加したい
ものだとも思ったり。

今年は、浴衣はおあずけ。他の生徒さんたちが和裁台に広げる、とりどりの
反物を横目で見ながら、基礎教材として赤ちゃん甚平を縫っています。
赤ちゃんものだけあって、縫う長さがすべてにおいて短めで、サクサク進みます。
先生に「今日は進むの早いねー」と言われて、ひそかに喜んだりして。
上達していると言えればいいのですが、そうではなく。たぶん少しだけ、
針を持つことに慣れてきたんじゃないかと思います。
妄想だけは得意なため、うっかりと「次は単(ひとえ)にチャレンジか?」
なぞとオソロシイことを考えたりするあたり、お調子者で困ります。
でもせっかくだから(?)、先生に伺ってみてだいじょぶそうなら、生地を探そうかと。
頭の中に、すでに明滅しているものはあるのですが……。アレとか、コレとか。

ところで先日、久々に通った道に、アジア雑貨の店が開いてました。
誘われるように店内へ──、アタで作られた猫ベッドなども魅力的でしたが、
棚に並んだ布地に目が吸いつきました。ぬお……?!
nuno01nuno02
というわけで、こちらをいただきました。これ、現地では「男性専用の柄」だそうで。
店に立っていたお兄さん曰く、「ぼくは女性専用の柄でシャツを作ってもらったんですが、
〝絶対に国内では着ないでくれ〟って現地の人に何度も念押しされました」だそうで。
たぶん、大変なマナー違反、もしくはおかしな人、という目で見られてしまうことなのでありましょう。
ここは日本なのでお許しいただくことにして、この本来なら男性用の生地で半幅帯なんて
作ったら、素敵じゃないかと思います。
ぱっと見た柄行が、なんとはなしに花織に似ているのですが、裏もまた、
おなじように糸が通っています。うひひ、愛らしい帯になるんじゃなかろーか♪
(追記:この生地は後日、〝アシマクラ〟になりました……)
WAGASA!
2008年 06月 26日 (木) 15:04 | 編集
本日、二度目の書き込み……、別記事がこの下にもありまする。

進まない原稿に唸りつつ、さきほど休憩して新聞に目を通していたのですが。
朝日新聞朝刊の27面に、はっと目を奪われる写真がありました。和傘のようだけれど
そうではないような──、心惹かれる傘が掲載されています。
その名も、「SINARU(しなる)」。
ああ、写真を載せられないのがもどかしい! ぜひこちらこちらでご覧になってください。

京和傘の老舗・日吉屋さん、京銘竹の老舗三木竹店材店さん、京漆の老舗佐藤喜代松商店さんに
加えて、デザイナー・島村卓実氏による、素晴らしいコラボ作品です。
そのぶん、と申しますと夢がないようですが、価格もそれなりに……。(笑)
それでも予約殺到で、オンラインショップでは売り切れだと記載されています。す、すごい。

これまで、濡れたら柄を下にして持ったり置いたりしなくてはならなかった点を含め、
重さや傷みの早さなど、和傘の扱いづらさをひとつひとつ考えて、新しい形を
作り上げられたご様子。
高島屋各店で取り扱いもあると聞いて問合せしてみましたら、この梅雨の時期のみ
の展開ですとか。まずは店頭で手にとってみようと、ちょいとワクワクしています。
(……その前に仕事終わらせれ>オレ)
まだまだ知らなかったこと。
2008年 06月 26日 (木) 00:10 | 編集
先日、京都の「だいやす」さんから、無地の麻帯が届きました。仔細あって格安になっていた、
そのワケなぞはこの日の日記を読んでいただくとして。届いたのはこんな帯です。
asaobinew01asaobinew02 自然な色味に惹かれました。
笑み崩れながら、手持ちの着物に合わせてみようとして驚きました。
新品の麻帯が、こんなにも膨らむものだったとは……!
(上の写真で、頑張って小さく作ったつもり)

角出しに結ぶのはまず、無理。素っ頓狂な大きさになります。
お太鼓も、二度目でようやく小さめに作ることはできたものの、しばらく動いてみると
だんだんと大きくなって、なにやら座布団を背に貼り付けたような見た目に変化しております。
ひー。〝妖怪 麻座布団〟だよう。

とにかく室内で、何度も締めてなれさせるしかないか。と思っていたとき、
天の助けのようにアドヴァイスが載った雑誌が現れました。
たまたま、夏の上布や織物を知りたくて図書館から借りた、古い「着物サロン/
2002年夏号」(世界文化社)をぱらぱらしていたところ、笹島寿美さん
アドヴァイスページがあったのです。まさに、今のわたしに向けたような──。

曰く、〝天然素材の帯は湿らせてから結びます〟。

「下ろしたては張りがあるので、扱いにひと工夫が必要ですね」という言葉に
つづけて、ご自身の体験として、下ろしたての帯をちいさめのお太鼓で
結んで出たつもりが、家に戻って鏡を見たらランドセルをしょったようになっていた、
という話が載っていました。
そこで思いつかれたのが、霧吹きで繊維を湿らせてから結ぶというコツだとか。
その様子や、ぴんと張った生地をクリップでおさえながら巻く、たれを短めにして、
余分をお太鼓下で三角に畳み、その先端を胴帯の中に入れ込んで綺麗に整える……、
といったコツが、モノクロの写真入りで丁寧に解説されています。

あの笹島さんでさえ、おろしたての帯に手を焼いた経験をお持ちとは。
じつに着物二年目のヒヨッコなぞ、まだまだ知らないことが多くて当たり前。
またひとつ、知識を得られて幸いでした。
ちなみに、このページの前には、おなじく笹島さんの監修で、〝涼しく見える着付けの
ひと工夫〟が説明されていて、こちらもお役立ちでした。
半衿はこの日にも触れた、撫松庵さんの刺繍半衿。挿し色として浅葱色の鳥が刺繍して
あるので、胸元が少し明るくなるような気が──。たぶん自己満足ですが。(笑)
sishuuhanneribushouannasaobitohasuhana
帯周りは、灯屋2さんのシルクスカーフを帯締め替わりに。帯留はおなじみ、和菓紙の蓮花。
帯締めは、以前竹蔵龍さんでまとめ買いした三分紐のうち、砥粉色(とのこいろ)を
選びました。この三分紐、一本が税込1,890円とお安いうえ、しっかりして締めやすい。
真田紐よりは微妙に高級感があるので(笑)、じつに重宝しています。

動いた後の様子を見たくて、ちょいと外出しましたゆえ、この日が着物2年目/第24回目
となりました。
「古上布と夏帯展」のこと。
2008年 06月 25日 (水) 00:02 | 編集
毎度、話が行ったり来たりで恐縮ですが、これは今月頭のお話。

灯屋2さんの「古上布と夏帯展」が開催されたことは、このブログでも触れました。
旅行直前に、なにがなんでも見ておかねば──、と顔を出したわたくし。
もうねえ、目の保養とかそういう言葉を超えて、ええと、なんでしょ、心の宝!(……ベタだ…)
そう叫びたくなるような、実際、心中叫んでいたような、そんな展示でありました。
ちょうど5月末に、日本民藝館で「琉球の織物展」を観たときも、晴れ晴れと心に
刻まれる上布に幸せな心もちでしたが、その折と少し似ています。
おおきく違うのは、「古上布と夏帯展」はあくまで、販売展示であるということ。
会場内は熱気に溢れていました。

お得意さまでしょうか、ぱぱっと3点ほど決めて、「これにする!」と気風よろしく
宣言する女性の清々しい笑顔や、鏡の前で真剣にあれこれと合わせてみる
年配の方の、しっとりと思い悩む風情などなど、訪れているお客様の様子を
見ているだけでも心弾みます。
さらにこの日、会場で〝mimitaraさん〟と初顔合わせができたのでした。
ブログ「Mimi's きもの熱」を書いているmimitaraさんは、じつはおなじ和裁教室に
通っているお仲間。ですが、通う曜日が違うので、お目にかかったことはなかったのです。

メールをいただいて驚いたのですが、気に入りの着物コーディネートリストを作ったり、
出歩くご近所先がかぶっていたり。なにより灯屋2さんの品物が大好き、という点が
共通しておりまして。(笑)
いちどお目にかかれたら楽しいですねえ、と(メールで)話していたのでした。

そのmimitaraさんとは、とくに前打ち合わせもなく、顔も知らぬまま。
もしも会えたらいいですね、というメールを交わしただけでした。
当日、大勢のお客様の中で、いったいどの人がmimitaraさんやら──、ですが、
ひとつヒントがありました。
mimitaraさんは仕事帰りに立ち寄る、ということ。でしたら、たぶんスーツ姿か
それに準じた仕事らしい服であろうと。
そのうち、おひとり、この人では? という方を見つけました。灯屋2銀座店の
Oさんと話しておられます。ほっそりしたスーツ姿……、うむ、きっとそうに違いない。
こっそりアタリをつけて、あとで、話しかけてみました。
今思えばアヤシイ話しかけ方でありましたが、「あの、もし違ってたら本当に
ごめんなさい。ひょっとして……?」。
それだけ言ってみたのです。するとくだんの女性が「そうです!」とひとこと。
暗号を交わしあったかのように出会いました。
彼女曰く「八重山上布を試す姿を見て、そうじゃないかと思ってました」。
ぎく。み、見ておられましたか。
ぐうぜん上布の山から掘り出した、灯屋2さんにしては珍しく「愛らし系」の八重山を、
鏡の前で羽織らせていただいていたのです。
お値段が又、他のものがらくらくと二桁以上ついているのに、その子はまるで
度外れてお安い価格になっていて──、たぶん、灯屋2さんの客筋の好みとは
違うタイプだったからかも知れません。
実際、掘り出してためつすがめつしていたのは、わたしひとりでしたから。

mimitaraさんと喋っているときは、正直、心中葛藤しておりました。「今年はもう、
夏物は不要じゃろ?」という思いと、「しかし、あの値段であの状態の上布には
二度と出会えんじゃろ」という思いと……。

この上布についての話は、いずれまた。とりあえず、当日のコーディネートを
貼っておきまする。単の野蚕紬+更紗帯+青い石の帯留。着物以外、半衿も
ふくめて灯屋2さんで入手したものたちです。
0605-10605-2 ←またも背中にシワが。(汗)

このコーディネートは、雑誌からアイディアを頂戴しました。このブログにも
なにかと登場してくる「婦人画報 2007 2月号」(バックナンバーがなくて、
わざわざ古本で手に入れたほど好み)の50ページに載っているコーディネートが
モトです。
写真の転載は憚られるので控えますが、古い大島紬に天色(あまいろ)の
帯揚+更紗帯+色ガラス帯留の組み合わせが目を惹きます。
そうか、わたしの持っている帯は、こんな色の帯留を合わせると引き立つのか。と雑誌を見て
目からウロコでありました。

もうひとつ驚いたことには、そのコーディネートは「灯屋2」銀座店のS店長が
提案なさったものだったのです。たまたま店頭で、わたしがくだんの雑誌の
コーディネートがいかに好みか、を語っていたときに判明したのでした。

というわけで、同じものを灯屋2さんで手に入れたのです。うふふふふ。
「天色の帯揚」も、鋭意、捜索中。
血も凍る話。
2008年 06月 24日 (火) 01:34 | 編集
京都にご一緒したMさんから、恐ろしい話を伺いました。

Mさん、京都でそれは素敵な宮古上布と、その着物にぴったりの帯に
めぐり合えて、本当に嬉しそうな様子でした。
荷物にもなるゆえ、自宅に送ってもらうように手配なさり、届いたのが
とある金曜日のこと。着物用の薄いダンボール箱を受け取ったとき、「おお、かるい!」と
驚くほどだったといいます。
仕事で疲れていたMさんは、ダンボール箱ごと、時間のあるときに片づけることにして、
部屋の隅に置いておきました。
翌土曜日は、Mさんのお住まい近くの古紙・ダンボールの収集日。そして、Mさん宅で
それらをまとめて集積所に持っていく役目は、ダンナさまが担っています。

ここまで書いて、お分かりいただけたでしょうか……??

そう、ダンナさまは、部屋に置かれた「宮古上布&帯 in ダンボール」を、なにげもなく
ひょいと持ち上げ、そのまま集積所に持って行ってしまったのです。
(なにしろ軽かったので──)

ふっと目覚めたMさん。起き出して、部屋を見回して異変に気づきました。
「……わ、わたしの着物はぁああああっっ?!」
響き渡る絶叫。時、あたかも8時10分、すでに収集時間を過ぎておりました。
ゴミを片付け、のんびりと庭仕事にいそしんでいたダンナさま、「知らないよ!!!」と
叫び返しつつ、信じられないスピードで集積所へと走ります。
続けて駆けつけるMさん。
血走った目に、ゴミの山の上のダンボール箱が映りました。
あった。あったのです。
宮古上布と帯が入ったダンボールが、ほわんと置かれておりました。
あやうく、リサイクルダンボールとして持ち去られてしまうところでありました……。

この話を伺ったときにはこっちが叫びましたよー。
Mさんがあれだけ悩んで、いろいろ較べて選んだ素敵な宮古上布が、もしももしも──、
いや、想像するのはやめよう。
とにかく、本当にほんとうに、無事でよかった。それだけです。
四六時中、あたりにブラックホールを作り出すわたしは心底震え上がり、ありがたい教訓として
受け取った次第です。……お後がよろしいようで。(違)
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