ある日とつぜん、着物に目覚めたものの──、さてどうすれば? 迷いながら訊ねながら学びながらの着物日々記録。
*** 着迷いごと ***
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魅惑の簪
2008年 09月 25日 (木) 23:05 | 編集
怒涛の着物日和、三日目。
この日は、ふふふ、ちょいと楽しみなランチだったのです。
じつは、にゃん仲間でもあるうろねさんに簪を作っていただけることとなり、
その打ち合わせを兼ねていたのでした。
それがどのような簪であるかは──、こちらの記事↓をご覧くださいまし。
http://d.hatena.ne.jp/uronnaneko/20080919

手にすると、しっとりとした重さの銀製の簪。
着物にももちろんですが、洋服の折も活躍してくれそうです。
で、太さや長さをご相談しつつ、ああでもない、こうでもないと。
ついでに、前日行ってきたばかりの『小袖』展の図録までお持ちして
お見せしました。
こちらは、もうお一方、この日初めて顔をあわせたmさんに喜んで
いただけた様子──、ほっそりと美しいmさんもまた、うろねさん作の
簪をつけておられました。
mさんは、惹きこまれるような佇まい。うろねさんと並んで、美男美女が
目の前に。あー、眼福だー。(をい)

さらに、このランチにはぼぶさんも途中参加、これまた嬉しい顔合わせとなりました。
場所は、以前から行きたくてなかなか覗けなかった「sacra cafe」。
清澄白河といえば、はい、つい先ごろ訪れた深川江戸資料館のあるところ。
深川図書館のある清澄公園、隣接の清澄庭園(有料のほう(笑))には、
ちょこちょこと足を運んでおりましたが、やー、このあたり、いっそう散策の
愉しめる場所になったのですねえ。

そんなこの日のコーディネートは、ぢつは前日と同じ。ただし結び方はお太鼓に
戻しました。mimitara2さんと出かけた日と同じ↓です。
0919
さて、ここでお気づきの方はもう、お気づきですね。
わたしは「着物を着るとき、やるべきではないこと」を続けております。
同じ着物を、すでに三日連続で着ているのです。し、しかも帯も二日連続。
白状しておきますと、ぢつは翌四日目も、なのです~。
申し訳ありませんっっ。(着物の神様もお許しを!)
単は二枚しかなくて、うち一枚は母の手縫いなれど、印象が若い感じ。そろそろ
合わせる帯を考えないと、などと迷っているものですから、ついつい、野蚕紬ばかり
着て出ることに。ああ。傷みが早かろうなあ。なにより、着物に申し訳ない。
来年は単を手に入れますから!(え)
そんなこんなの、怒涛の着物日和三日目、2年目第42回目でありました。
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『小袖』展に胸ふるえ。  その2
2008年 09月 24日 (水) 14:27 | 編集
Mさんのおうちは、数年前に素敵にリフォームなさっています。
その折は、わたしも一度だけ、床磨きの手伝いに馳せ参じました。(笑)
しばらくお邪魔しないうちに、もよう替えもなさり、また、一部屋そのままに
なっていたところもだいぶリフォームが進んだとのこと。
「よかったら来る?」のお言葉に、行きますー、行きますー。と諸手をあげて
伺った次第。
ダーリンさまこと、MDさんとも久々の再会。おお、すっきりと痩せて
おられる。そしてまた、ダイちゃんにコキンちゃんという愛らしい猫ズとも再会です。
コキンちゃんなんて、前に会ったときは毛玉のようなおちびだったのですが、
凛々しい美猫に育ってました。
あー、じぶんちの猫ももちろんかわゆいですが、ひとさま宅の猫を
撫でたりさすったり声かけたりさせていただくのは、なんとも心和む
ことですのう……。

はっ、ち、ちがった。今日はMDさんのお誕生日なのだった!
ささやかながらミッドタウンで仕入れた『DEEN&DELUCA』の
ケーキ型アイシングクッキー、そして赤ワインの差し入れをお持ちして
おりますっ。(写真忘れた……)
などと言いつつ、けっきょくはアレです、おいしい食事をご馳走になり、
なにやかにやとお喋りがはずみ、よく笑い、よい具合に酒が回った
ところでお開きに。も少し早くお暇しようと思っておりましたのに、
遅くまで居座ってしまいました。恐縮です。
Mさんとの2ショット、ミッドタウンで撮り忘れてしまいました。
080918-05 
080918-07 (着物2年目/第41回目)
この日のひと工夫。わかりづらいのですが付け帯を銀座結び風に
してみました。付け帯も、意外に遊べると知ったのは発見でした。

14日のmimitara2さんとの着物デエトに引き続き、充実した着物日和で
ありました。そして、ほとんど着物を着られなかった8月の敵を取るかのような
連日の着物日和、まだまだ続くのであります。
『小袖』展に胸ふるえ。  その1
2008年 09月 24日 (水) 00:13 | 編集
怒涛の着物日和、この日で二日目。

しばらくお目にかかれなかったMさんと、久々に着物デエトができることに。
忙しい中、平日休みをとっていただいて、たっぷりの時間があります。
朝からついつい、顔が笑ってしまうのでした。
この日のメイン・イベントは、サントリー美術館で開催されていた『小袖』展。
サブタイトルも美々しく、「初公開 松坂屋京都染織参考館の名品」なのです。

場所が六本木ミッドタウンなので、まずは遅めのランチとして、蕎麦屋で合流。
選んだのは「HONMURA AN TOKYO」です。贔屓の蕎麦ブログ内の記事を読んで、
ずっと気になっていた店でしたし、さらにこちらの記事を目にしていっそう
「どんな処だろう?」と想像をかきたてられておりました。
当日は、あいにくの雨もよう。それでも「HONMURA AN TOKYO」はすぐに見つかり、
先に入店していたMさんとお目にかかります。
窓際にはシェードかわりに手漉き和紙がかけられ、白木の卓が昼の光に映えて、
清冽な印象です。全体にすっきりと、モダン系の和なのは、ニューヨーク店の
イメージもあるのでしょうか……。いただいたのは、いくらおろしそば。
店の設えとおなじように、すっきりと舌に伝わる味でした。
0918-010918-03
Mさんと久々に話せて、落ち着いた心もちになりつつ、さあ、メインイベントへ。
ミッドタウンは雨の平日だというのに、なかなかに人が多い様子。さらに
サントリー美術館のあたりは、着物率が一割ほど高くなっています。
そう、今回の『小袖』展は和服割引があって、着物姿だと300円お安くなるのでした。

ロッカーも満室御礼の中、受付に手荷物を預けて、いざ、中へ。
のっけから息を呑みます。小袖、こそで、コソデ、kosode……。
ここまでの量にも圧倒されますが、なにより、一枚一枚から伝わってくる職人の
高い技量や意気込み、あるいは遊び心に、圧倒される思いです。
初めて袖を通した人は、どんなにか心弾んだことでしょう。
Mさんとともに、展示ごとに足をとめて見入りました。
同じ色名でも深さや明度が異なる面白さや、当時の着方で分からぬことを
会場に置かれた図録で確認する楽しさ、また、今でいうファッション誌的役割の
ひな形綴り等々、興味は尽きません。
あまりの充実ぶりに、観終わったあと、脳が疲れているのを感じるほどでした。
呉服店が発祥の百貨店は、こうした資料を数多く持っているとは聞いていましたが、
いやはや、松坂屋おそるべし。
kosodetenn
それにしても、なにが残念だったといって、うっかりと展示の最終期にのみ訪れたこと。
展示による傷みから護るため、今回、初期・中期・後期の三回に分けての
展示だったのですが、あとで図録を購入してじっくりと見てみると、
実際に見てみたかったものがかなりありました。
うーむ。かえすがえすも心残りなことです。

おっと、話を戻しましょう。
やや呆然と美術館を出てきたMさんとわたくし、まずは衝撃を和らげようと(笑)、
美術館のカフェにて休憩しました。
ここは金沢の老舗・加賀麩 不室屋さんの出店。今年の春先には
お弁当もいただきましたが(この日の記事参照)、本日は
「レピドブレの和栗モンブラン」とお茶のセットを選びました。
この和栗モンブラン、正直申しあげて、見た目はあまりそそられる形では
ありませんでした、が。なにげもなく一口ほおばったとたん、瞳孔が開く
のを感じました。おそろしく好みの味──。
洋菓子だと絞りだされる形がほとんどのモンブラン、ここでは和菓子
らしい薄皮に包まれつつ、中に栗と和栗のペースト、そしてたぶん
生クリーム。いちばん内側に、香ばしい和栗がひとつ丸ごとくるまれていて、
そこに近づくほどに栗の味が際だってくるのです。

急にもったいなくなって、ほんのちょっぴりずつすくい取っては
口にいれるありさまに。(笑)
ひょっとしてテイクアウトはできぬものかと、お店の方に聞いてしまいました。
──というのも実は、その日はMさんのダーリン・MDさんの誕生日。
甘いものもお好きなMDさんへの、手土産にしたかったのです(もちろん、
そのときはご相伴に預かる気、満々で)。
さすがにそれは叶いませんでした。
レピドブレ、と書かれたその店は、正しくは「レピ・ド・ブレ」なる
金沢のフレンチカフェ&レストランのことらしく。
おなじ不室屋さんが経営する店のようですが、果たしてどのようにして
この六本木のカフェに入れているものか、いずれにしてもカフェでのみ
供される形とのこと。うーむ。これをまた食べるために来ることになるかも?
いやでもしかし、売り切れだった「不室屋パフェ」も試したい……。

こうして、すっかり舌のほうも充たされて、小袖展の余韻にもゆるりと
浸り。(テーブルに、自由閲覧の図録が載せてあったので、購入
したにも関わらずやっぱり開いてしまいました)

さて、この後、Mさんのお宅にお邪魔するのでありまする。      (つづく)
たぶん、今年ラストの講義。
2008年 09月 23日 (火) 00:36 | 編集
仕事関係のみなさまと、月に一度聴きに行っていた大切な講義。
竹西寛子先生の『紫式部』が、今月でいったん、ひと段落でした。

この講義の日は、編集者Hさんと「毎月の背骨のような」と言い合うほど、
楽しみにもしており緊張もする、大切な一日として重ねてきました。
先々月までずっと、洋服で行っていたのですが、たまたま今クールから
ご一緒することになったKさんが、無類の着物好きでいらっしゃることが判明。
ということで、後半2度だけ、着物で伺ったのです。

たぶん今年ラストの、そして次回が心待ちにされる講義は、やはり
背筋が伸び、真摯に言葉に向き合うことを確認させてくれる内容でした。
はるか遠い背中を、なんとか見失わずに歩いていけますよう──。

そんな日に、秋の先取りで紬の単(ひとえ)に合わせたのは
柿や葡萄が刺繍された帯。豊穣の秋を迎えられるように、との願いもこめて。
kakitobudounoobi01kakitobudounoobi02(着物2年目/第40回目)
一日着ているうちに、背中が膨らんでしまいました。あいかわらずです……。
じつに25日ぶり!   その2   ~「白洲次郎と正子」展~「イデミ・スギノ」~「灯屋2」
2008年 09月 22日 (月) 16:57 | 編集
すみませぬ、ちょいと間が空いてしまいました。
怒涛のように「着物漬け」の日々でありましたよ。うははははー。
おかげで禁断症状もだいぶおさまりました。
というわけで、前回の続きから……。

やってまいりましたのは、銀座松屋。いつものように黒田商店さんが
出店しておられることもあり、またなにより、ちょうど「白洲次郎と正子」展が
開催されてもいたのでした。
今回は、黒田商店さんにはご挨拶のみ。
さっそくに、展示場の中に入ります。こちらの展示はmimitara2さんとご一緒に
回ります──、といっても、かなりの人出にて、あんがいと離れたところから
ああだこうだとお喋りしたり、解説したり。
じつはわりと最近「武相荘」にお邪魔したりもしたのですが、その折は
見られなかった品々も展示されていて、思わず食い入るように見つめました。
ちなみに「武相荘」では季節ごとに展示入れ替えがされるので、秋の暮らし展を
拝見しに行くのが今から楽しみだったりもいたします。

ああ、やっぱりよいなあ。と胸を膨らませたところで、さ、お茶です。
日曜日の14時頃は比較的ねらい目の時間帯でしたが、この日は三連休の中日。
さすがに混みあって、なにより、ケーキの種類の少なさにちょっぴり寂しい想いも
いたします。それでも、味を想像しながら選んだのは、メロンムース。
名前はたしか、「ガメロン」でしたか……?
あえかな色目の見た目にもそそられまするが、なにより口に入れたとき、しゅわっと
音をたてるがごとくに消える食感、同時に広がるメロンの香りに陶然となりました。
思わずmimitara2さんに半泣き顔で「おいしいです」と訴えます。こちらも
美味ですよ、とのmimitara2さんが召し上がっていたのは、ココナッツのムース。
たしかに、お味見させていただいたら、ココナッツのほどよい甘さが、心に
優しく響きます。
あー。も、もう一個(あるいは二個)いっちゃおうかな? なぞと迷っていると、とつぜん
声をかけられました。
「あの、すみません」
なにかと見れば、おお、とあらためて目を見開きたくなるような美女が立っていました。
び、びじんだー。別のヨダレを垂らさんばかりのわたしに向かって──、ではなく、
mimitara2さんとわたしのふたりに向けて、彼女はにっこり笑いかけ。
「おふたりとも、モダンでとても素敵な着こなしですね♪」と、ひとこと。
をを! 美女に褒められたっっ。
そんなハプニングもあり、mimitara2さんとの会話にいっそう弾みがつきました。
ふふふ、ま、アレです、「着物でどこ行く/ヒミツ計画」なんて、それだけで
胸弾む話題ですから~。

そんなこんなで、この日の最終目的「灯屋2」銀座店にお邪魔しました。
刺繍帯が待っている……!
店長Sさんや、わたしの取り置き依頼の電話を受けてくださったMさんに
我々の晴れ姿(?)をお披露目しつつ、例によって、話はあちらこちらと跳ねたり弾んだり。
前にお目にかかった帯作家のNさんと、偶然にもふたたびお目にかかれたり、
そこへ翼さんのお店の店長・Kさんが顔を覗かせられたり(Nさんを呼びにいらした(笑))、
などなど、なんだか七色を帯びたような一日となりました。
いやはや、楽しかったなあ。こちら、後姿。そして、わたしの前はこんな風。
0814-030914-5
帯揚がわりのスカーフがはみだしてます、ひ~。(汗)
この日手に入れた帯は、さっそく翌日、まとうことに。その話はまた、明日。

(着物2年目/第39回目)
じつに25日ぶり!   その1   ~まずは「NIPPONの夏」展へ~
2008年 09月 17日 (水) 23:35 | 編集
いやー、長い長い間、着物をまといませんでした。
およそ一カ月にもなろうという──、禁断症状が出ちゃうかと思いましたよ。
ですが、うっふっふっふっふ、ごつう忙しくて表に出られずとも、強い味方(いや、
敵かも……)のネットがある!!!

あああ秋物が見たいよう、と身も心も震え出しそうな夏の宵、そっと覗いてみたのは
大好きな「灯屋2」さんのサイト。そうしたら、そうしたら。タイミングよろしく、
心躍る秋帯が、ずらりと並べられたばかりだったのです。
わー。だの、あー。だの、いちいち呟きながら眺める中で、一枚、とても
気にかかる帯が。
幸いその帯は「小難アリ、通販不可」のものだったので、慌てなくても大丈夫
なのでした。通販可のものだと、「あっという間に売れちゃうかも」という妄想に
急きたてられがちですが、店に足を運んで、となれば、すぐには動きも
見られますまい。じっくり考えて、頭から離れそうもなければ行動に移すとしましょう。

さらに数日たった頃合、おもむろに代々木本店に電話を入れました。
まずは取りおきをお願いしようと思ったのです。
あいにくと、顔見知りの方はどなたも夏休みにて、とりあえず名と連絡先は
伝えました。折り返し、銀座店に移して取り置いてくださるとの連絡が。
よし。これでじっくり、仕事に励めます。(え)

さて、さてさて。
なんとか山場を越え、高野山にも行ってまいったその後で、おーっほほほほ、と
意味もなく高笑い@ポリニャック夫人(「顎をあげ、口元には手」が必須)をかましながら、
25日ぶりに着物をまとったのでありました。
取り置いていただいた帯を、見せていただきに上がらなくてはなりませんことね。
(あたた、舌かんだ)

しかも今回は、「NIPPONの夏」展@三井記念美術館&「白洲次郎と白洲正子」展@GINZA松屋
&「イデミ・スギノ」の三本立てを堪能した後に、「灯屋2」銀座店にお邪魔しようという、
なんとも贅沢な企画です。
それも、ひとりではありませぬ。ようやく着物デエトが実現したmimitara2さんと! 
やっぱりなんだか、おーっほほほほほ、なのです。
浮かれるあまり、もそっと秋が深まってから下ろす予定だった、ウズベキスタンの
古布・スザニで作られた帯を締めていくことに。
暑さなんてなんのその、ですわ!

──すみません。ポリニャック夫人にはこのあたりで退場していただいて、と。

こうしたわけで、久々の着物deお出かけです。
まずは三井記念美術館のホールにて、二カ月ぶりにmimitara2さんと再会しました。
先についていらしたmimitara2さん、端然と座る姿がお美しい。
ブログから抱いていたイメージとはひと味異なるコーディネートが新鮮でした。
nipponnnonatu01 格子がかわいい♪♪
自分が着物を着るのもテンションが上がりますが、ひとさまが着物をまとっている姿を
目にするのも、なんだかとても嬉しいことなのですね。
だらしなく笑み崩れつつ、かねて観たかった「NIPPONの夏」展へ。観るペースは
人によって違いますゆえ、いったん入口でmimitara2さんとお別れします。
「またのちほど」と手を振り合ったあと、受付でお借りした鉛筆を手にして展示に
向き合いました。
期待どおりの充実した内容に、目録の上であれこれとメモをとりつつ、のんびりした
足取りで館内を辿ります。
麻帷子(あさかたびら)や湯帷子(ゆかたびら)に目を奪われ、応挙の描く亀に
笑みを誘われ、瀟洒な漆器に口を開き、再現された茶室の前で足をとめ……。
それぞれに愉しめる展示でしたが、もっとも心惹かれたものは、といえば、一幅の
浮世絵でした。
『夏姿美人図』(部分) 喜多川歌麿筆/遠山記念館蔵
展示の目玉のひとつでもあったようです。
解説にある「おそらくは、恋しい男性と連れだって蛍狩にでかける前のひととき」
の一行にも、思わず笑みを誘われました。
ちょうどNHKスペシャルで、ボストン美術館に秘蔵されていた浮世絵についての
二回目の放映があったばかりということもあり、心の中で浮世絵や錦絵への興味が
高まりつつあるような……。

ああ、行けてよかった。ミュージアムショップを冷やかし、ひそかにミュージアム
カフェのメニュウに心を残しつつ、陽射しの強い表へと。
空腹度があがってきたため、店を思案するゆとりもなく、近場でさくっと鴨せいろを
いただきました。ふう。人心地がつきますね。
さ、次は銀座なのです。                           (つづく)
襟足にFUJIYAMA?! その2
2008年 09月 17日 (水) 00:02 | 編集
楽しい話に思わず顔が動いてしまったワタクシですが、そこは佐藤さん、熟練の腕前。
こちらがひくひくしていても、悠揚迫らずかろやかに、日本剃刀を滑らせるのでした。
それにしても、こんなに丁寧に剃ってもらうものだとは……。
数えはしませんでしたが、たとえば右頬なら右頬だけで、たぶん五回以上は
剃っていただいていたような。それを顔全体で繰り返すわけです。
終えると、また蒸しタオル。
ほや~んんん。
そしておもむろに登場するのが、不思議な美顔マシン。見た感じ、実験器具
のような。(笑) ガラスの器具で、ぽぽむぽむ、と肌をタッピングして、汚れを
吸い取ってくださるのです。
続いて海草パック+ラップ+蒸しタオル。
ぽわ~~んん。
これでしばらく待つ様子、佐藤さんがタイマーをしかける音が聴こえます。
……後は寝るだけだな……・。と、思う間もなく、うとうと。
そのとき、店のドアが開く音がして、佐藤さんの「いらっしゃいませ」の声が響きました。
常連さんらしい会話を聞きながら、うわー、次は男の人か、すごい顔見られるなあ。と、
蒸しタオルの下でよしないことを思ううち、タイマーが鳴りました。はい、できあがり!
鏡の顔は蒸しあがって、剥きたてのゆで卵状態。(笑)
つやてか、とでも申しましょうか。

たしかこの後で、襟足を剃ってくださったように思います。
「よく富士額(ふじびたい)って言うでしょう? あれ、襟足もおんなしなんだよね」
とおっしゃりながら、すっと手を動かされ。
襟足にもFUJIYAMAができるのでありますか?! わお、と思う間に、5まばたき以内で
襟足終了。たしか合間に、肩のマッサージもありました。
それでまるっと一時間。そしてぴったり2000円、でした。
いやはや、ありがとうございました。

いちおう小さなメイク道具一式は持って行ったのですが、まあいいか、と
眉と口紅だけ描いてお暇しました。剥きたての顔に、夜風が和やかにあたります。
帰りはせっかくなので、人形町方面にふらふらと。
暗いし、素顔も目立たぬだろうと……、で、『双葉商店』でしっかり豆乳ドーナツを
手に入れたのでした。

すでに、次回はいつ行こうかなあ、と画策ちう。一カ月に一度通えば、毎日がつるてかに
なるのでしょうか。あ、そうだ! 佐藤さんに「着物で来てもいいですか?」と
お訊ねしたら「いや、それは困ります。シミつけちゃったりしてもいけないし」とのこと。
fujieriasi FUJIYAMA襟足?!
------------------------
ヘアーサロンマイルド  東京都中央区東日本橋1-1-1
03-3861-3738    完全予約制
襟足にFUJIYAMA?!  その1
2008年 09月 16日 (火) 13:44 | 編集
さてさて、おとなになってからは初めての、床屋さんでの顔剃り体験。
お邪魔したのは、日経新聞PLUS1紙に〝数少ない日本剃刀を使っている店〟
として紹介されていた『ヘアーサロン マイルド』です。

電話してみると、翌日の17:00だけがちょうど予約が空いている、とのこと。
さっそくお邪魔してみました。
場所は東日本橋、家からもそう遠くはありません。なにを着ていくか迷った
のですが、気楽なTシャツ+リネンパンツでふらりと伺います。
お店は通りの角にあり、こじんまりと、いかにもビジネス街の床屋さん、といった趣。
こんにちは、とドアを入れば、人のよさげなおじさまがひとり、「はい、
いらっしゃい」と迎えてくださいます。
佐藤さんとおっしゃるその方が、ひとりで切り盛りしておられるとのこと。
完全予約制なので、気も楽です。
奥の席に座って、さっそく佐藤さん曰く「エステ」から。
髪をタオルで覆ってくださり、オイルをかるく顔全体に馴染ませて、
頃合の熱さの蒸しタオルで覆われます。その時点ではやくも、ほわんと和みます。
すっきりしたところで、いよいよ、顔剃り。

日本剃刀の講釈に始まり、今は手入れの大変さから、日本剃刀といいながら
替え刃を使う人が多いこと、また、西洋剃刀との違いなど、お尋ねすれば
尽きぬことなく、楽しいお話が続きます。
しかもその間、流れるような動きで顔剃りは続いているのでした。
お値段を据え置いている理由(なんと、顔剃り+エステの1時間で2000円!)や、
新聞記事に出ると近隣のOLさんたちに「予約がとりづらくなる」と怒られてしまうこと、
「美容院てのは、ホントは刃物を扱っちゃならないんだよね」に始まる裏話──、等々、
盛り上がるお話に、ついつい口角や眉が動いてしまいます。
だ、だいじょぶだろか??
                                        (つづく)
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