ある日とつぜん、着物に目覚めたものの──、さてどうすれば? 迷いながら訊ねながら学びながらの着物日々記録。
*** 着迷いごと ***
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秩父夜祭 その2
2008年 12月 20日 (土) 19:01 | 編集
すっかり行きつ戻りつの記事となって恐縮ですが、ようやく
秩父夜祭の続きをば。

秩父夜祭は「日本三大曳山祭」のひとつに数えられます。
(ほかのふたつは京都祇園祭、飛騨高山祭)
その名のとおり、町内から四基の屋台と二基の笠鉾、あわせて
六基の曳山が華やかに妍を競います。
かつて「お蚕祭り」とも呼ばれた大祭は、その昔、絹の市が
盛大に開かれた頃に端を発するとか。
各地から、大勢の人々が絹を求めてやってきた大きな市──、
その締めくくりの祭りとして、京の祗園祭に倣った笠鉾や屋台が
盛大に繰り出すようになったそうです。
そんな祭りを実際に体感したいと、スタジオクゥのおふたりに
声をかけた話は、前回のとおり。

さて、現地までの1時間半は、おべんと食べたりわいわい喋ったりで
あっという間でありました。お忙しい中、案内役を快く引き受けてくださった
Tさんが、駅までいらしてくださいました。
さっそくご挨拶を交わし、テントの並ぶ駅前を足早に横切って、まずは
神様のお旅所(たびしょ)を見せていただきます。
抜けるような青空に高く高く向かって、すっくりと立つ竹。
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1203-4
この亀石の穴に、大幣が祀られます。
(あまりに大勢のひとに撫でられすぎて、亀さんの顔はいまや、かぎりなく
平面に近づいているのでした……)

夜祭当日の賑わいは、話に聞いてはいましたが、平日昼間というのに
人の賑わいにはたじろぐほど。立ち並ぶ出店にくるくると目を頭を耳を動かしながら、
案内のTさんからはぐれぬようにと足早に進みます。
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やがて秩父神社の鳥居が見えてきました。毎年境内で、町内の屋台が
回り持ちで歌舞伎を上演するとのこと。今年は宮地屋台が年番だったそうですが、
残念ながら間に合いませんでした。けれど、舞台となった屋台を見るだけでも楽しめます。
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さらにTさんのお話を伺いながら、本殿の周りをぐるっと一周。
名工・左甚五郎の手によるという社殿彫刻を見上げながら、あらためて、秩父の
隆盛に思いを馳せます。
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この青龍は、夜な夜な抜け出しては暴れたため、鎖でつながれた──、
との言い伝えがあるそうな。

養蚕、織物で栄えただけあって、この秩父神社のおみくじは「繭」! 
手に取らずにはいられません。
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盛りだくさんなこの日、書ききれないほどの経験を味わって、気がつけば
もう、笠鉾や屋台が繰り出す時刻を回ろうとしていました。胸を震わせる
太鼓の音が低く強く、響いてきます。さあ、いよいよ──。
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天空には花火、地上には傘鉾、そして屋台。
幻燈のように揺らぐ天を地を、地鳴りにも似た太鼓の響きとともに
味わうひととき、呆然と振り仰ぎ、また男衆の掛け声に煽られ、
いつの間にか体ごと揺れているのでした。

時間は滑るようにすぎて、Tさんに促されながら、ゆるりと駅に
向かいます。次回は初めから終わりまで、まさに一両日をかけて
祭りを味わいたい。胸に刻んで、列車に乗り込んだのでした……。
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秩父夜祭 その1
2008年 12月 20日 (土) 19:00 | 編集
まさに今年の初めから、長らく狙っていたのです。
評判ばかり聞いて、一度はぜひにと願っていた「秩父夜祭」。

最初のハードルが〝往復列車の切符を確保すること〟だというので
正直、腰が引けておりました。不規則な生活が続く中、はたして
始発に乗って出かけられるのか。とか、独りでぽつんと並べるのか?
とか、ちょっと考えてしまったのですね。

んが、しかし! あらかじめ「行く」と決めてしまえば、なんとか
なるのではあるまいか? というので、スタジオクゥのおふたりに
「秩父夜祭にご一緒しませんか?」とお誘いをかけたのでした。
快く応じてくださったのが、もう一年近く前の話。
指折り数えるように、祭りの日を楽しみにしてきました。

まずは一カ月前の11/3早朝に話がさかのぼります。始発電車で
某駅に赴いたワタクシ、ぶじに池袋~秩父間の往復切符を3人分
確保しました。先頭に並んでいた方はもう何度も夜祭経験をなさった
方で、後ろに並ぶ我々に、見どころやコツなどをレクチャーして
くださったので待つのもあまり苦にならず。

往復の足が確保できたとあらば、残る懸案事項は「じぶんたちが
見たいところ」、そして「着るもの」です。ということで、はい、11月の
最終週にスタジオクゥのおふたりとお目にかかったのでした。

ひよささんとはあらかじめ、着物で行こうね、という点で一致していました。
問題は寒さです。秩父の冬は「痛いほど」だと耳にしています。
はたして手持ちの物で寒さをしのげるのでしょうか。
帽子はどうする、コートは、下着は……、そういったことも含めて、
もろもろお喋りして解散したのでしたが、帰宅途中も頭の中では
独り問答が続いていました。

考えていたのは、真綿入りの袋を作って、背中に入れること。
東北地方で〝ネコ〟と呼ばれた、背中当てが頭にありました。
〝背負い真綿〟なる真綿を昨冬入手していたので、それを薄い布に
くるんで背中に当てれよいのでは……? と思ったのです。
案はよかったのですが、ひとつ忘れていたことがありました。
それはじぶんの不器用さ! 和裁を習って、以前よりほんの少しは
針をもつことに馴染んだものの、それとこれでは話が異なります。
なんとか仕上げてはみたものの、自作ネコを背にしてから着物を
羽織ると、背中が丸まっていっきに二十歳も年をとったかのよう。
(背中って大切なんですね)

思案の末、半襦袢に縫い付けることにしました。こんどこそ。
試してみると、綿の重みで必要以上に衿が抜けてしまいます。
しかしこれ以上、格闘する気力が残っていない……。
ということで、大幅に衿が抜けた状態にて着用することに決定。(をい)
着物自体は、織が重なっていて温かいときく花織にして、うえには
ベルベットコート+マフラーぐるぐる巻き、下にはもちろん、真綿入りの
裾よけもつけて保温足袋を履いて──、と重装備です。

出発一週間前には、現地で案内をしてくださるTさんにご紹介も
いただいて、さあ、準備万端。の、はず。
いよいよ秩父に向かいます。乗りこんだのはこちら。↓
1203-01
もちろん、おべんと頬張りながら、なのです。
1203-02          (つづく)

※今回の小旅行の写真は、ほとんどスタジオクゥのうにささんが
 撮ってくださったもの。ありがとうございます!!!
深川散策。
2008年 12月 16日 (火) 16:43 | 編集
縁日の日に合わせて12月早々、地元民にしてマトリョミン仲間のYさんご案内のもと、
マト仲間4人+Kちゃん(4歳)で、深川巡りとあいなりました。
まずは恒例(なのか?)、深川江戸資料館へ。ここはこまめに展示や催しの
企画が入れ替わって大好きな場所。行くたび、小さいながら新しい発見があります。
1201-1 お師匠さんの真似ごと。

Kちゃんに楽しんでもらうつもりが、オトナのほうが面白がってしまった。
来夏から一年間、閉館になるとのこと。その前にちょいちょい、足を運ぶつもりです。

昼過ぎてお腹も空こうという頃合、深川不動堂境内に向かいます。資料館目の前の
深川丼で名高い店は、この日定休日だったのでした。
道すがら、芭蕉像と記念撮影したり、閻魔堂で巨大な閻魔さまからご宣託を
いただいたり──。
1201-3
この閻魔さま、「ハイテク」がウリ。(笑) なんと喋るのですよ。
賽銭箱には、↑の写真のようにたくさんのポケットが作られています。
それぞれに『家内安全』や『健康長寿』、『財福招来』等々に分かれ、
どこにお賽銭を入れるかによって、閻魔さまの「お言葉」が異なります。
面白がって、オトナもコドモも、それぞれ違う場所に入れてみました。
ランチは、深川不動堂の参道に移転した薬膳カフェ「ディデアン」へ。
Yさんお薦めのちまき、美味。もうひとついけそうな勢い。
1201-4
お腹がくちくなった後は、いったん富岡八幡宮にもお参りし、時間を
見計らって、Yさん推奨の不動尊護摩修行に参座しました。
これまで幾度も〝護摩修行の脇を抜けて本堂内に入る〟ことはありましたが、
実際に本堂に正座して護摩修行を受けるのは初めてのこと。
ホラ貝の前触れから始まって、烈しい法楽太鼓の連打、はじける炎があいまって、
体ごと揺さぶられるような護摩でした。

散策の〆に、「甘味処 いり江」に立ち寄ります。軽食も甘味もとれる、落ち着いた店でした。
毎年の初詣の後、「深川浜」にばかり足が向いたけれど、開いていれば来年はここにも
寄ってみたい。と、鬼がわらうようなことをこっそり考えたのでした。ふっ。
次は芭蕉記念館に行きたいものです。
11月のさまざまなこと その2
2008年 12月 15日 (月) 16:38 | 編集
つづけて、11月後半は。
・11/22 五島美術館へ、古渡り更紗展。充実の展示内容。
     学芸員さんの講義に、mimitara2さんにもお付き合いいただきました。
      1122-11122-3
mimitara2さん、展示会に合わせてそれは素敵な更紗の帯。前を撮りそびれたのが
無念ですが、半衿や帯揚、要所に蘇芳色を効かせたお似合いのコーディネートでした。

・11/23 高円寺でヒミツ会談 with スタジオクゥのおふたりと。
      おふたりのブログ「キモノは別腹」に写真が──。と、すっかり
      ひとまかせにしております、お許しを。この日の会談は、12/3に備えてのこと。
      その内容は……、ふっふっふ、近々ご報告します。(あッ、クゥさんとこに〝答〟が
      出てました。急がねば~(笑))

・11/29 mi さんとふたたび、着物de美術館。三井記念美術館の
      『森川如春庵の世界』に滑り込みで──。
      昼は風情よろしき「室町砂場」で蕎麦をたぐり、かるく一献。さらに
      三越日本橋店新館「WEST」でひさびさにモザイクケーキをいただきました。
      一時期、一本丸ごと買って、三日ほどでひとりで食べ尽くしたほど凝って
      いたモザイクケーキ。懐かしくもおいしうござりました。
      この日カメラを忘れてしまったワタクシでしたが、mi さん、今回も素敵な
      着こなし。先日のざざんざに野蚕の帯を合わせ、江戸更紗の丸ぐけが
      効いてました。
      打ち合わせが控えるmi さんと別れ、夕方から、もう一館回りました。
      相方と待ち合わせて、江戸東京博物館の『ボストン美術館浮世絵名品展』へ。
      最終日が迫りくる中、土曜の遅い時間ならと思っておりましたが、甘かった。
      人の頭を観に行ったような──。やはり早い会期の平日早朝などが狙い目
      なのでしょうか。

   そんなこんなで、11月中に着物2年目も71回目を数えました。うむうむ、好調。
   昨年よりペースがよろしいようで。

11月のさまざまなこと その1
2008年 12月 12日 (金) 16:38 | 編集
ああ。またもあっという間に日がたって、12月も半ばになろうと
しています。とりいそぎ、11月のさまざまなこと、その1。

・11/10 所用で着物、第64回目。11/3,4や6日とおなじ組み合わせ。
・11/12  友人と会ったあと、着物deマトリョミン。こちらは8日とおなじでした。
・11/13 和裁ののち、吉祥寺へ。うろねさん、miさんと、蕎麦を手繰る。
      行ったのは「よしむら」。味よし、雰囲気よし。こんなお店が近所にあったなら。
・11/16&17
      知人宅へ。ひとり、着物で「スーパービュー踊り子」を体験。
      満席、通路側、雨模様。あいにくの往きに対して、翌日は晴々。
      不思議な洞窟(その名も龍宮窟)を覗いたり、
      1118-1
      「邪宗門」でお茶したり、蔵カフェ「開」に連れて行っていただいたり、
      ペリーロードを散策したり。下田はモダンだ。
      1118-2
      ふだん思いきりお世話になっているくせに、ご厚意に甘えっぱなし……。
      いつかかならずご恩返しを、と帰りの海に誓う。
       1118-3
      ひとりで泊りがけで出るときには、「着やすくて、色が濃い目の着物+
      やわらかめの綿帯」。この組み合わせだと着る時間もたいしてかからず、
      小旅行には気楽でうれしい。  
                                              (つづく)
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