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ある日とつぜん、着物に目覚めたものの──、さてどうすれば? 迷いながら訊ねながら学びながらの着物日々記録。
*** 着迷いごと ***
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七夜月の夏きもの、その2。
2009年 08月 31日 (月) 13:21 | 編集
七月、夏きもののつづきです。

【 54回目 】
『宮古島の神歌と古謡』を聴きに。
朝日新聞紙上での記事を読んで、すぐさま開催元に問合せ、相方と
ふたりぶんのチケットを入手しました。
本来、門外不出のきびしい戒律に守られた、神に聞かせるためだけの
神歌。島を出ての演奏会にあたって、あらかじめ「神人(カンカカリャ)」と
呼ばれる祭司的役割の方が、儀式をとりおこなったとか──。

kamiutatokoyou

今回、神歌は二箇所の地区に伝わるものが演奏されます。

まず、宮古島西原地区の神歌を歌うのは、巫女的な役割にあたる、
神司(かみつかさ、ツカサンマ)を務めた80~90歳代の女性、三人。
この神司は、年間で何十日間も神事に携わらねばならぬたいへんな
務め。しかも、うたわれる神歌は、聖地と定められた場所に幾晩か籠り、
一晩中神に捧げて歌い通す、まさに捧げものなのです。

杖を、あるいは人の手を頼りに、ゆっくりと舞台上に現れたおばあたち。
まとっているのは、宮古上布。対丈に筒袖、細帯と琉球本来の着方です。
三つの椅子に腰をかけ、なにやら囁き交わしているうち、やおら、歌は始まりました。

はじまりこそ、細く、しわがれた頼りなげな声で詠唱された祈りの歌は、
次第次第に熱を帯び、波線を描くようにゆるやかに上下しながら
潮騒にも似て、耳に、体に届いてきます。
歌、というよりはまさに、祈り、神への言葉なのだと感じました。同時に、
歌を依り代として、神が降りてくるのだ、とも──。

伊良部島佐良浜地区の神歌は、祝い歌とともに披露されたこともあって、
ぐっと陽性な感じを受けました。歌い手たちが若いことも大きな要因でしょうか。
それでもやはり、祈りの特性でしょうか、繰り返しくりかえし、高く低く、
波のように打ち寄せる声が胸に響きます。

ほかにも、宮古島西原地区や多良間島の古謡や、小学生ながら驚異的な
バチ捌きで三線を弾き、のびやかな歌声を響かせる譜久島雄太くんと
ご両親のユニットによる民謡披露など、じつに公演時間4時間にわたる
濃密な時を過ごしました。

神歌の公演詳細については、Webマガジン『日刊 ryu Q(リュウキュウ)』内 
カテゴリ「伝統行事・芸能・沖縄の祭り」7/21・22の特集ページに、写真つきで
掲載されている記事を見つけました。
当日の写真をみて、あの日会場に流れた独特の空気感や、真摯にうたう
元ツカサたちの、祈りに充ちた歌声をあらためて思い出しました。

30~40年前には、30名以上のツカサたちがいたのだと、会場でアナウンスが
ありましたが、現在は10名ほどしかおられないとか。神に、神事にささげる
日数や肉体的・精神的負担は大きく、それに見合う──というよりは、神
という存在そのものへの想いが、現代の生活からは隔たってしまった現実を
感じずにはいられません。
たぶんそれでも、島における感謝の想いは、わたしの周囲の日常などより
はるかに深く、濃いものでありましょうけれども……。

宮古島、ということで、迷わず上布に袖を通して出たものの、おのれの無知を
噛みしめつつ、あらためて、もっと歴史や民俗学に通じたい、と実感した日と
なりました。

【 55回目 】
テルミニスト濱田佳奈子氏の演奏を聴きに、多摩センターへ。
いつものことながら、ピアノの櫻木枝里子さんとの息の合った演奏を
楽しみました。中でも、新曲はうれしい贈りものでした。
『ハウルの動く城』からのアレンジ曲で、すばらしい仕上がり。テルミンという
電子楽器の魅力を、あらためて体感しました。
演奏後、マト仲間のSちゃんとお茶や買物を堪能。1000円のマトリョーシカ
Tシャツ、いつかSちゃんと揃いで着て演奏したい……。(笑)
この日は、51回目とおなじ組み合わせで。

【 56回目 】
COCOON歌舞伎『桜姫』を観に。
波乱万丈の、歌舞伎らしい演目ですが、今回ことに惹かれたのが
中村七之助さんの成長ぶり。女形として舞台上で拝見するのは一年ぶり
でしたが、まるで花が開いたかのとごく活き活きとあでやかに、
恋と運命に翻弄される姫を演じておられました。
それと、扇雀さん演じる乳母が絶妙で、楽しんで演じておられる雰囲気が
伝わってきて、ずいぶん笑わせていただきました。

終演後、ひさびさにお会いした着物仲間のAさんと、近くの蕎麦店「清山」へ。
お互いの近況を報告しあい、心弾む一宵を過ごしました。

この日は、一年目に入手した昔きもの(小千谷縮)に、昨年手に入れた
ルリカケス(推定)刺繍帯で。 A さんも浴衣姿、ふたりしてCOCOONロビーに
出店された、歌舞伎座を思い出させるみやげもの店を冷やかしたりと
お祭り気分。しっかりと、記念の手ぬぐいも手に入れました。
cocoon09
だというのに、なぜか着姿の写真を撮り洩らすというお粗末。芝居の熱に
浮かされたものでしょうか──。
これだけはどうしても、の思いで撮りましたのは、藍染の麻半衿。8/8記事の
ラストでご紹介した「日本の夏じたく」展で入手した、飯島桃子さんの手による
半衿です。
ご自身で藍染した麻布に、銀糸で丹念にもみじが刺繍されています。
涼しげな衿元を演出してくれました。
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これにて、七夜月の報告は仕舞いです。そしてようやく、八月の記事へ! 
やっとのことで、一カ月遅れにまで漕ぎつけました。よかったよかった。(のか??)
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「七夜月」の夏きもの、その1。
2009年 08月 29日 (土) 15:30 | 編集
七夜月、こと七月は、着物で出たのは五回でした。このブログの
更新記録どおり、じつに忙しかったことも理由のひとつではありますが、
暑さにためらった、という現実も……。

一回一回の内容が濃かったので、二回にわけてUPします。

【 52回目 】
いくどか一緒に遊んでいただいた、k さんの送別会が開かれました。
京都の方のもとへ嫁ぐとの知らせを、いっぱいの嬉しさと、一抹の
寂しさとで受けとめたのは、しばらく前のこと。

送別会へは、よく三人でお喋りを弾ませた、帯作家のかをるさん。そして、
 k さんと知り合うきっかけを作ってくださった、ひよささんのおふたりと
ご一緒に伺いました。
k さんがアンティーク着物店の店長を務めておられたこともあり、
アンティーク着物女子で埋め尽くされる、それは華やかな会場内。
目にごちそう、とはこのことで。
それぞれに、髪型から爪先まで心配りされた着姿が魅力的で、
うふふ、思い出すとなんだかよだれが……。(をい)
主役の k さんも、「麗人」という言葉をそのまま映したような着姿で登場。
昔の映画の中に迷いこんで、さざめく令嬢たちを拝見しているような、
不思議な楽しさを味わえた宵でした。
k さん、お幸せに──。

ひよささんは、わたしも大好きなアザミの着物。かをるさん、垂涎ものの
刺繍むかし帯。アンティークを持たないわたしは、いつもの夏着物で。
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【 53回目 】
現代能楽集 『鵺 (ぬえ)』 を観に、新国立劇場へ。

主役のひとりは、坂東三津五郎丈。
この方は、忘れもしない、31年前にNHK朝の連続テレビ小説
「おていちゃん」に、主役の兄役として出ておられ。コムスメゴコロに、
熱く胸を焦がしたお方です。
さらに、俳優として興味のつきない田中裕子、たかお鷹、村上淳の
四人芝居ともなれば、行かずにはいられないというもの。
仕事の合間を縫って、平日昼間、ふらりと出かけてまいりました。

架空の生き物、「鵺」にひとの心の闇と世情とを負わせ、時代を超えて
オムニバスのように話はつながっていきます。

田中裕子、役ごとに求められる「質」が異なる女を、ときに目を伏せたくなるほど
つややかにあけすけに、ときにしとやかな情感を漂わせ、ときにかろやかに
ステップを踏み、変幻自在に舞台上に出現させて、さすが、と唸らされます。
村上淳、若武者役のときだけ、力が入りすぎたのか科白が聞き取りづらかったのが
惜しまれます。二話目はよかった、荒んだ色気が漂っていました。
たかお鷹、ゆるぎない存在感。最終話の男、好きです。
そして三津五郎。
あいかわらず、お美しい。そして、じつにうまい。──ただ、なぜだか今回は、
芝居の頭から尻尾まで「三津五郎だなあ」と感じておりました。
役ではなく、三津五郎という人が立っている、というような。好きなあまり、
別の(よぶんな)視線が入り込んでしまったのかも……。

いずれにしても、見応えのある出来で、冥い夜を体感しました。終演後に
表に出たとき、夏の陽射しがあまりに眩しく、異和感をおぼえるほど。
夜の部を観ていたら、芝居の続きのように、表の現実世界を徘徊できたやも
知れません。

この日は、まとう都度、かすかに身がひきしまる想いのする上布+麻帯で。
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ようやく六月のおはなし。 その2 中旬~下旬
2009年 08月 28日 (金) 12:52 | 編集
うーん。いくらなんでもおかしいのでは? の、20日越え夏かぜ。
いつもの先生には診ていただいたのですが、週明けにも総合病院に行った
ほうがよいのですかねえ。やれやれやれ。
熱はないので起き出して、ようやく、六月中~下旬のつづきをUPです。

【 46回目 】
mi さんと連れ立って、灯屋2さんの夏着物展示会へ。
夏物は揃っているから安心、と余裕のこころもちで見に伺ったので
ありましたが、思いもよらぬ衝撃的な出逢いが。詳細はまた、いずれ。
mi さんはしっとりと、地紋で燕が舞う縦縞のひとえ。この日は写真を
綺麗にとれなかったため、48回目の記事写真でご覧くださひ。
わたしはといえば、ふふふ、かをるさん創作帯の初おろしでありました。
身につけていると、ふつふつと元気をもらえる、あざやかな紅型麻帯です。
無地のひとえ紬は、帯でずいぶんと印象が変わることを、あらためて実感。
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【 47回目 】
↑の帯をカンタ刺繍帯に替えて、mimitara2 さんと着物デエト。
ぢつはこの帯、mimitara2さんと灯屋2銀座店に立ち寄った際に見つけたもの。
たしか、サントリー美術館にご一緒した帰り道でした。
あの日、ミッドタウン内のショップで買おうか買うまいか、さんざんに
迷った袋ものがありまして。けっこうなお値段がするので諦めた
同じ日に、帯に出逢ったのでした。mimitara2 さんに「よいお買物でした」と
褒められましたっけ、ふっふ。
展示会を覗いたあと、いちど行ってみたかった、茶遊処銀座『佐人』へ。
隣り合わせた着物姿の女性と話が弾み、たのしいお茶どきを過ごすことができました。
奥の席では、作家のM氏が取材中。帰りがけ、ご主人に熱烈推奨された映画「剣岳」、
相方と観にいく予定がいまだに……。(涙)
        
後日、ふたり一緒にファインダーにおさまった写真を受け取りました。
嬉しくて、目に入るところに飾ってあります。
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mimitara2 さんがまとっているのは、結城縮のひとえ。こまかな亀甲紋が
藍地に映えて、なによりmimitara2さんによく似合っていました。そして、
あいにく写真では隠れている金魚の帯。ご自身のブログ、「Mimi's きもの熱」の
今年6/12記事に写ってます。着姿を撮り忘れたのが悔やまれまする。
       
【 48回目 】
mi さんと、藝大美術館、こと「東京藝術大学大学美術館」へ。
観たかった『皇女たちの信仰と御所文化 尼門跡寺院の世界』展、滑りこみで間に合いました。

そもそも「尼門跡(あまもんぜき)」とは、なんぞや。と申しますれば。
まず「門跡」とは
(1)祖師の法統を継承し、一門を統領する寺。また、その僧。
(2)皇子・貴族などの住する特定の寺の称。また、その寺の住職。
 宇多天皇が出家して仁和寺に入ったのに始まり、室町時代には寺格を表す
 語となり、江戸幕府は宮門跡・摂家門跡・准門跡などに区分して制度化した。
(3)本願寺の管長の俗称。
(By 広辞苑第四版)
        
この場合、(2)に該当するようです。尼、と冒頭につくのは、皇族や将軍家に
生まれた女性が門跡を継いだという意味にあたり、現存するのは京都および奈良に
13カ所のみですとか。
それぞれに1000年以上の歴史をもつ、格式高い寺の秘蔵品が、はじめて一堂に
展示されたのでした。
 amamonnzekitenn
上の写真、繊細な筆描きの絵がほどこされた花びら型の紙はすべて
「散華(さんげ)」です。仏さまの供養のために、花びらを撒いたと
いわれますが、その花びらのかわりに蓮の花弁をかたどった紙が
使われるようになったとか──。およそ1200年ほど前あたりからでは、
とも言われています。
一葉一葉、心をこめて描かれた散華は、さながらひとつの芸術品。
これらがみな、供養のためにただいちど、撒かれるためだけに
つくられたものなのです。費やされた時と、こめられた想いは、
いかばかりのものであったのか……。

十歳にも満たないうちに、門跡として入寺する皇女も多く、それぞれに、
御所での生活習慣や身の回りの品々を寺に持ち込んだことから、独特の
文化がうまれたようです。「ちいさな宮廷」のようであった、との言葉も、
とある寺院の実物大に再現された居室などを見るとうなずけます。
 
ほかにも、髪や爪を使用した奉納品があったり、当時の最高級の素材と
技術が結集されたであろう小袖(いまの着物)を、惜しみなく裂いて
奉納された敷物など、ふだん目にすることのない展示の数々を、   
尼門跡独特の信仰生活と、美意識の高さを垣間見る思いで拝観しました。

よく晴れたこの日、ひとえ着物でもすこし汗ばむほど。ふたりとも、
着物下は麻の夏襦袢です。
 mi さん、粋でありながらしっとり感のただよう夏着物。わたしはいつもの
とおり。──そういえば観覧中、三人の女性にとつぜん取り囲まれるように
声をかけられまして。なにかと思えば、帯の結びかたについて、でした。
「もうさ、(入場前に)並んでるときから気になってたのよー」
「そうそう、それ、どうなってるの? 角だしでもないわよね??」
みなさんフレンドリーで感じがよいのですが、なにしろお元気で、多勢に無勢、
やや腰の引ける思いでお応えし……、数分後に解放されてふと振り向けば、
近くの椅子に腰掛けたmi さんが、涼しい顔で扇子を使っているでは
ありませんか!
「ひょっとして、ずっとそこで見てたんですか?」
「うん、最初っから。だって面白かったんだものー。うみうしちゃん、あやうく
脱がされちゃうんじゃないかしら、くらいの勢いだったわね♪」
「そう思ったなら加勢してくださいよ!」
「やーよ、めんどくさい」  
はたはたはた、と、扇子の風が送られてきます。
嗚呼。わたくしもはやく、mi さんの境地に至りたいものでござります……。
(そもそもキャラちがい、との声は却下)
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【 49回目 】 「例のツアー」。46回目とおなじ組み合わせ。
【 50回目 】仕事。ひとえに夏麻帯で。
【 51回目 】日本大学で開催された、古典の展示を観に。47回目とおなじ組み合わせ。

------------------   これで、六月を了えました。
ようやく六月のおはなし。 その1 初旬
2009年 08月 25日 (火) 13:56 | 編集
なぜに? と何度も首をかしげるほど、夏かぜが抜けません。先週はほぼ、沈没。
ちまたではインフルエンザが猛威をふるい始めている折柄、早いところ
体調万全に戻したいのですが……。
そんな中、八月も下旬に入って、ようやく六月に辿りつきました。
恐縮ですいまごろ、と頭を下げつつも、なぜかここに辿りついただけで
一抹の達成感があるのはどういうことでありましょうか──。
ともあれ、その1。例によって箇条書きです、ぺこり。

【 42回目 】 
かをるさんの帯個展へ。(じつは期間中、しょっちゅう顔出ししてしまい
ました。かをるさん、お邪魔してごめんなさい(汗))
偶然にも、以前、食事会でご一緒した方たちも会場におられ、さらに
一年半ぶりに、懐かしい方にも再会でき──、と、思いがけぬ出会いの嵐。
じつはこの日、かをるさんに「マトリョミン※の音、聞いてみたい」との
リクエストを受けて、マトを持参していたのです。
「ほら、弾いて~」「み、みなさんの前でですかっ?」という流れにて、聴衆
六名を前に、ギャラリーでミニコンサート。
温かく耳を傾けていただきまして、本当にありがとうございました。もっともっと、
精進を重ねますゆえ~。
  atg060901 
かをるさんの自作帯、まさに垂涎もの。なんとはなしに鼻息まで荒く
なってしまいましたよ。好みでした~。
そして、みなさまそれぞれに想いを凝らした、涼しげな初夏の装いにも
惚れ惚れと見入りました。
 atg060902   
 atg060905atg060904 
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そんな中、わたしは普段用ひとえ@母の手縫い。毎日一張羅、というわけにも
いきませず。いいかげん、じぶんの手で手元の反物をなんとかせねばと思っては
いるのですが、はて、いつの話になりますことやら。  
                
【 43回目 】 
久しぶりの、ひよささんとのデエトでありました。昨年来、半年ぶり?
月日の速さを思い知りつつ、三井記念美術館の『三井家伝来 茶の湯の名品』へ。
見おえたあと、じつに初めて、隣接するミュージアムカフェに立ち寄りました。 
いやあ、このあたりは美味しいものドコロが多くて……。(笑)
けれど、ほどよく小腹を充たしてくれて、お味も◎。よきかな、よきかな。
 mucafe060901mucafe060902
お喋りに花咲くあまり、↑以外の写真は撮り忘れるというお粗末。
ひよささんの百合尽くしのコーディネート、それは素敵だったというのに、ううう。
でもでも、ブログ「キモノは別腹」内、今年の6/19記事で、そのみごとな
コーディネートは堪能できますです♪
いっぽうのわたしときたら、この日の帯がなにであったかすら曖昧です。
半衿からして、たぶん、燕刺繍の麻帯であったかと思われ。(推定)
この後、かをるさんの帯展にも、ちゃっかり顔を出しました。そして従妹さんと
会場に見えていたmi さんとばったり。伺うと、かならず誰かに出会えるスポット……???

【 44回目 】  
四谷区民ホールへ。Mさんのバレエ発表会でした。初ポアント、じつに
お美しかった。これまでの経過を思い、ふと涙ぐむような姿でした……。
Mさんご友人のKさんも、透明感溢れる精霊を踊られ、あらためてバレエの
魅力に胸熱くした夕べとなりました。(41回目とおなじ組み合わせ)

【 45回目 】 
仕事で着物。一張羅ひとえに、カンタ刺繍の帯で打ち合わせ&取材。
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(14:00頃UPした記事は、別の日でした。15:20に上記に差し替えています)
--------------------------------------   ここまでで、初旬でした。
※マトリョミン=「マトリョーシカ」+「テルミン
から命名された、小型の電子楽器。マトリョーシカ型の筐体に、簡易テルミンが入っていて、
 手を触れずに音を出すことができる。詳細、「マンダリン・エレクトロン」社のサイトへ。
五月最終週のはなし。 その3
2009年 08月 16日 (日) 13:01 | 編集
ようやく、五月ネタが最終に。(汗)

【 40回目 】
かをるさんの創作帯個展へ。この日のことです。
コーディネートは34回目とおなじ。
【 41回目 】
mi さんとご一緒に、はじめての「東をどり」へ! なにを着て行こうかと、事前に
おおいに盛り上がりました。が、行ってみれば、観光バスが演舞場脇に横づけに
なり、思い思いの服装の方で溢れていました。和装あり洋装あり、ふだん着あり……。
観光事業のひとつでもあるのですね。場内では舞妓姿のお嬢さんがたが
記念撮影に応じておられました。
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ハンパな時間だったので、あらかじめ用意した〝腹ふざけ〟をロビーソファにて
いただきます。mi さんお薦めの「井泉」のミニメンチかつバーガー、美味!
直径8cmほどの大きさなのに、食べでもありました。
 azumawodori001
華やかな踊りを堪能する合間に、贅沢にもシャンパンもいただいてみたり。
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この日、mi さんは灯屋2で出逢った、縞に水紋柄の涼しげなひとえ。
 azumawodori002azumawodori003azumawodori005
わたしはいつもの、一張羅のひとえ。(笑) 帯も、初めての夏に
入手した燕刺繍の麻帯です。去年とのちがいは、うっふっふ、
秋葉絢さんの燕の帯留。(入手した詳細記事は、こちらです)
五月最終週のはなし。  その2
2009年 08月 11日 (火) 23:49 | 編集
長々続いております、五月最終週の着物日和。

【 39回目 】  
かかりつけの内科医・A先生に、日本舞踊の会に招かれました。
日本五大流派のひとつに入るといわれる流派の、三世家元の追善舞踊会──。
そもそも歌舞伎座で催される、という時点で気がつくべきでしたが、
なにも知らない人間が、ただ着物好きだからというだけでお招きいただくには、
あまりにも立派な、あまりにも豪華な会でありました。

A先生の、「わたくしも末席を汚させていただいて、ちらっとつとめさせて
いただくのですけれどもね、ご興味がればいらっしゃいます?」とのお尋ねに、
「ぜひ♪」などと気軽にお応えしたのは一年近く前のこと。
あきらかに勘違いしていましたよ、わたしは。先生の、ひじょうに謙遜なされた
お言葉を素直に受け取ってしまっていたのですが、発表会、なんてレベルの
話ではまったくなかったのです。
     
場内に一歩入れば、目にも眩しい、花やいだやわらかものをお召しの方々や、
ひとめで玄人筋とわかるおねえさんがたが晴れやかに挨拶を交わしあって、
あー、やっぱり紬は場違いだったか。と、その時点でも、思い切り外して
おりました。
いただいたパンフレットを開いてみれば、挨拶文のページには、人間国宝と
呼ばれる方々が、ずらりと顔を揃えておられます。
ほいほいと来てしまって、よかったのであろうか……??
              
もろもろ失敗はあったのですが(後述)、それでもワクワクした思いを
胸に抱いたまま、席につきました。なにしろ、日本舞踊の会は初めてです。
       
幕が開くと、目を瞠りっぱなしでした。
こまやかな舞の妙はわからずとも、視線、指先、腰のうごき、あざやかに
ひるがえる着物の裾など、目を離せないところばかり。
すっかり雰囲気に浸りこんで、いよいよ、A先生の出番──、幕が開いて
ちいさく声が洩れました。
こんなに本格的な舞台だったとは……!

演目は長唄「京鹿子娘道成寺」。日本舞踊についてなにも知らないわたしでも、
なぜかタイトルも内容も知っている。ということは、それほど人気が高く、かつ、
舞手にとって、たいそうつとめ甲斐のある演目なのだろうと思います。
演目をお聞きした時点で、もっとちゃんと下調べをしてから伺えば、いっそう
その大変さや見どころがわかって面白かっただろうに、と悔やまれます。
とはいえ、背景にはみごとな書割、吊り下げられた大鐘、そこにおおぜいの
所化が入り乱れ、人間国宝の唄い手の喉も朗々と、心奪われるあでやかさ。
先生演じる白拍子・花子は目も絢な衣裳をまとい、次から次へと小道具を
持ち替えながら、くるくると変じる娘心を舞いあげていきます。

その小道具も、どのひとつをとっても扱いがむずかしそうです。笠がいくつも
連なった振り出し笠や、扇、長い手ぬぐい、鈴太鼓(振り鼓)、等々。
そして衣裳のほうも、舞台の上で「引き抜き」と呼ばれる手法で次々と
早代わり。
そうしたことに気をとられずに「舞い」に集中することを想像しただけで、
どれほどの修練を積まれたことかと、だんだん手に汗を握ってきました。
衣裳だって、どんなにか重いことか──、ほっそりと小柄な舞い手は
恋に狂う可憐な少女と化して、舞台上でひたすらに舞い、胸に「かっこ」
と呼ばれる鼓を下げて、ぐうっと上半身を反らせます。
後方からはプロの掛け声がびしっと掛かって、おもわず拍手、両隣の
方たちと、身を乗り出さんばかりの集中っぷり。

ラスト、舞台に落とされた釣鐘に高々と登っての見得切りに、痛くなるほど
手を叩いておりました。
いやあ……、拝見して、本当によかった。
日本古来の習い事には、敷居が高げな印象があって、なかでも日本舞踊は
独特のしきたりがありそうで──、と距離をおいて見ていたのですが、
たぶん実際に習って「そちら側」に行ったなら、二度とは戻って来られまいなあ。
一生かかっても追究しきれないかも知れない、先の、そのまた先があるのだろうなあ。
そんなことを、ぼんやりと考えておりました。

五月最終週、まだまだ続きます。お許しを。それから、この日の失敗談に
ご興味ある方は、続き↓をどうぞ。(笑)       
五月最終週のはなし。  その1
2009年 08月 10日 (月) 23:54 | 編集
いやー、なぜか昨日はFC2にうまくつながらず、UPできませなんだ。

さて、先日の「追記」もまだなのですが、先にその翌週のおはなしを。
五月最終週は、なぜか着物日和が目白押しでした。

【 38回目 】 
「とあるツアー」で知り合い、お宅にもお邪魔したFさんと共に、おなじく
ツアーで親しくなった、F子さん宅に伺いました。
あいにくの雨もようとなりましたが、まずは丹精された庭に咲き誇る
花たちを見せていただきます。
ああ、〝みどりのゆび〟を持っておられるのだなあ、と心のうちで
しみじみ。
招きいれられた一階では、長くお茶の先生をつとめておられたという
F子さん宅の、磨きあげられた茶室の設えに驚きました。
茶室前には小さなつくばい、庭から入れるにじり口もありました。
お茶の先生としては現役引退よ、と笑うF子さんですが、隅々まで
清められた茶室に、端正に暮らす日々を見る想いで、しぜんと
背筋が伸びました。
しばしそちらで談笑したあと、さらに二階へといざなわれました。
つきあたりの窓いっぱりに、緑が広がる居心地のよいリビングに喜びつつ、
心のこもったおもてなし料理を堪能します。
頃合を見計らって、さりげなく出してくださるお皿はいずれも、見た目も味も麗しく。
たいそう贅沢なひとときとなりました。
 240509004240509001
 240509002240509005
  240509003  左写真のおにぎりは、
「ツタンカーメンのえんどう」を炊きこんだごはんを握ってくださったもの。
初めていただきました。苗から育てておられるとのこと、花の色を
映したような莢は、いっそう深い葡萄色です。
炊きこんですぐは、ふつうの豆ごはんによく似ているのですが、
時間をおいて蒸らすと色が変わるそうです。↓は後日いただいた写真。
 240509006240509007
 240509007240509008
おみやげに、テーブルにも飾られていた白い花(しまった、名前を記したメモ
が見あたりません)の苗をいただきました。
この日の組み合わせは35回目と同じでありました。

……な、なんかすでに長い。やっぱり五月は内容が濃かったこともあって
なかなかUPできなかったのですねえ。と、言い訳を書き足しつつ、
11日深夜には、次回分を足しておきます。 
                                   (まだまだつづく)
さ、三カ月も前の話ですが。(汗) 
2009年 08月 08日 (土) 15:52 | 編集
いやはや、いやはや。
子どもの頃は、細胞分裂が活発なため、時間の進み方が
ゆっくりに感じられる──、と、どこかで目にした記憶があります。
そこから考えればまさに、いまの自分は細胞分裂をしなくなって
いるのでは?! と、ひっそり動揺してしまうような時の進み方。
そのうち、時間に追い越されてしまうのでは……。

そのような次第で、いまさらなのですけれども、はい、五月の外出記事で
あります。現在進行形で書いていってもよいのですが、すみません、今年も
着物を着て出る回数をカウントしているものですから、時系列に沿ったほうが
ラクチンでして。(をい)

手前勝手な理由に恐縮しつつも、ようやく五月。とにかく五月(しつこい)。
さっくりと、ほぼ箇条書きでまいりましょう。

・34回目 5月上旬、4月より参加を始めた「とあるツアー」の3回目。このツアーに
      ついても早いとこ、触れたいのですけれども。
      ちなみにこの日は、母の手縫いひとえ紬にひとえ帯。本来、ひとえには
      早すぎる時節ですが、なにしろすでに、最高気温が30度近かったので。
      (ちなみにこのツアー、ほぼ休みなしに数時間、外を歩きつづける、
      要体力のツアーだったりいたします。ことにこの日は、たいへんハードな
      行程でした……)
      帯は昨年、正尚堂さんで格安入手した品ですが、このひとえにぴったり♪
      edohyaku03001edohyaku03002bunnchounatuobidome2
                      帯留は秋葉絢さん作、夏用の白文鳥帯留で。

・35回目 上記ツアーで知り合ったFさんのお宅を訪問。毎度、着物での参加を
      めざしているため、Fさんに帯結び伝授を請われたのでした。といっても、
      あくまで「角だしもどき」、5分とかからず、さっくり結べる遊び着用の結び方です↑。
      この日は白っぽい琉球紬にイカット帯。
      240409012
      Fさん宅に向かう途中、大江戸線沿線の駅ホームにて、ささやくような声で
     「Excuse me. May I ……?」と話しかけられました。
      振り返ると、銀髪に、グレーがかった碧い眸の老婦人が、カメラを
      差し出しながら立っておられます。「もちろん」とお応えしてカメラを受け取ろうと
      したら、「ちがうちがう、あなたを撮りたいの」と。そうか、お願いするなら
     「Would you ……?」になるのか、と赤面しつつ、遠慮がちな老婦人につられて
      なんとはなしに遠慮がちに、ファインダーにおさまりました。

・36回目 「とあるツアー」4回目。なじみの大島+染帯。このところ、髪がいちだんと
     伸びて、うろねさんに作っていただいた銀の簪が大活躍。
      naka0509001naka0509001
・37回目 この日はmi さんとご一緒しました。「日本の夏じたく展」に合わせて、
      灯屋2さん企画の食事会に参加しがてら、外出。きもちのよい環境で、
      ふだんお目にかかれないお客さまといろいろお喋りできて、得がたいひとときを
      過ごせました。じりじりと気温が高くなったこの日、ひとえでも暑いほど──。
      sita0509001 すでに夏の陽射し。

      また、夏じたく展に参加しておられた飯島桃子さん(灯屋2銀座店
      スタッフのおひとり)の作品中、半衿一枚をゲット。夏の愉しみに
      心弾ませました。

      うううっ。だめだ、やっぱり、長くなる……。37回目詳細↑については、
      明日、「追記」で入れます。盛りだくさんな一日でしたので。
      この記事の最終行に、「……つづきを読む」という表示が出るかと思いますです。
  
      5月残りについては、10日(月)にUP予定。たぶんきっと、かならずや。 
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