ある日とつぜん、着物に目覚めたものの──、さてどうすれば? 迷いながら訊ねながら学びながらの着物日々記録。
*** 着迷いごと ***
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三年目の終わりに、二度もあったできごと。
2010年 02月 22日 (月) 12:41 | 編集
先日の18日に、着物をまといはじめて四年目を迎えました。
ちょうど受験生をお預かりしていた期間中で(詳細こちら)、
なかなかブログにまで手が回りませず──。

ぶじに親元にお返しできて、ほっとひと息。そんな最中にも、着物は
着ていたのでした。

ひとつの目安として、電車に乗って出る折を「着物を着た回数」として
数えていますが、冬場はほぼ毎日、着物を着て過ごしています。
着物では不得手な、激しい動きをともなうこと(大荷物のある買物
ですとか、風呂掃除ですとか窓拭きですとか)以外は、長い割烹着を
着て動いていればまず、大丈夫。
相方母上にいただいたモスリンの襦袢や、つい先日、Mさんのお友だちに
いただいた古い襦袢などに、色の濃い半衿をつけて、ウールや紬に、
ときに半幅、ときに名古屋と、気ままに合わせて過ごしています。

いいかげん、着物にもすっかり慣れて──、と言いたいところなのですが、
たいへん残念なことに。
三年目も終わろうという頃に、はじめて、二度もおなじ失敗をしてしまいました。

着ている間に、タレが外れてしまったのです。

今年の年始に体験したときは、初おろしの、それもひじょうに短い帯だったので、
次から気をつけてしめよう、と思って過ぎたのでした。
(上にコートも着ておりましたし(笑))

ところが、二度目はつい先々週、近所への買物の折でした。
とちゅうでスーパーの化粧室に寄った際には無問題だったのですが、
帰宅して鏡をみて、爆笑。
いわゆる「だらりの帯」のカジュアル版……?!

近所へはいつも、ストール一枚羽織って出るだけなので、後ろは丸見え。
さぞおかしかったろうと思うのですが、あまりにふつうに歩いていたためか、
どなたからもご指摘を受けずじまいでした。
そもそも、いったいいつ外れたのか、気づかなかったワタクシって。
(たしかに、両手に持った食材の重さに、ふうふう言ってはおりましたが)

三年〝も〟着ている、どころか、たった三年〝しか〟着ていないのだと、
あらためて実感した失敗でした。

一・二年目は知らず緊張して、気をつけて着ていたのかも知れません。
このところ、鏡も見ずに適当に締めてしまったりしていたから……、
いやはや、反省です。

ちょうど四年目に入るにあたり、着物の神様に「もっと丁寧に」と
訓示をいただいたようなものかも。
四年目は、はい、あらためて初心にもどった心づもりで、大切に
まとっていこうと思います。

(三年目の残り数回分、今週中のUPをめざします)
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そして記念の
2010年 02月 10日 (水) 09:13 | 編集
3年目にして100回目の着物日和を迎えました。
その日が、柴田是真展を観に行く日にあたったのもうれしいことで。

是真展については前回、熱く語りましたが(笑)、そのあと、
mi さんと灯屋2銀座店へと向かいました。
……まるで定例コースのようになりつつあり。

この日の目的は、前回、mi さんが入手した黄八丈姿をお見せしに
行こうというもの。
なんだか、ずっと着てました感じゅうぶんな似合いっぷりで、
そばで見ていても嬉しくなります。
28012.jpg
28011.jpg わたしは母の手縫い大島に江戸裂帯で。

例によって、店長と、日本刺繍家でもある桃ちゃんさんとともに
楽しく着物談義が弾んだのでありましたが。
あれこれと店内を拝見するうち、めったにないことに、mi さんも
わたしも目をとめた帯がありました。
インド更紗ですが、新しいものなので、気軽に手にとれる価格なのも
ありがたく。(古いものは平気で数万円の高値がつきます──、ヘタすると
ン十万クラスのものも(汗))

おなじ布から二本の帯を作れたとのこと。
思いがけず、初めての「お揃い」を手にすることになりました。
28013.jpg
翌日さっそく、帯作家・かをるさんとの久々のデエトに、この帯を
締めてまいったのですが(笑)、それはまた後日──。
心、躍る。「柴田是真の漆×絵」展
2010年 02月 05日 (金) 12:29 | 編集
手をのばして、指先で触れてみたくなって困りました。
と、なにやら唐突な出だしですけれども、一月も末に、ようやく
「柴田是真の漆×絵」展に足を運ぶことができたのでした。
三井記念美術館にて、今月7日(日)まで開催中)
280101.jpg
以前、こちらの記事でも触れたとおり、柴田是真に関する講義を受け、
NHKの美術番組でも触れ、さらに、鏑木清方展で是真に関連する展示を見……、
と、「是真」展を見るにあたっての覚悟とでも申しましょうか、
心もち自体は、じゅうぶんに調っておりました。(笑)

とはいえ、期待が大きいと、うまく噛み合わなかったときの外れ感もまた、
大きくなるもの。
どんな感じだろうと思いながら出かけたのでしたが、
ふふふ、期待をきもちよく裏切ってくれる楽しさでした。

これまで、漆器を見て惹きこまれるような感触を味わったことはあっても、
楽しくなったことはなかったのですが。
なんでしょう、冒頭にも書いたように、とにかく触ってみたい衝動に
駆られるのです。

あの重箱、蓋を外したりしめたり、してみたい。
この雛壇飾りが垣間見える蒔絵印籠、いつまでも撫でさすっていたい。
ひょうたんを使った菓子鉢、菓子を盛ったはいいけれど、
手放せなくてずっと膝の上に置いていそう。
この枇杷の文箱で文をいただいりしたら、文の内容はともあれ、
いつも懐中に忍ばせていたくなるにちがいない。
漆絵も、細部まで見たり、離れて眺めたり、すればするほど
目が離せなくなってきて──。

漆絵画帖の前からは、なかなか動くことができませんでした。

下絵を見るにつけても、形になるまでには、幾度も筆が動かされ、
考えが凝らされていたことがうかがえます。
なおかつ、それを形づくる高い技術がともなっていることも、
伝わってきます。
そうした修練や熟考、技巧が融けあって、いざ、作品を作るときには、
創り手の心中は、言い知れぬ昂奮と楽しさに溢れていたのでは
ありますまいか。

そんなことを勝手に想像しつつ、ため息をついたり唸ったり、
ときにふっと笑ったり。かなりアヤシイ人となって、一巡、二巡……。

ご一緒した mi さんをあまりお待たせしても、と気がついて、
名残惜しい気持ちをそこここに置き散らしたまま、ゆっくりと会場を
後にしました。

手を触れて見たかった想いもそのままに。 
                   
                (夕方以降の話は、また別の日に)
ご縁いろいろ その2
2010年 02月 03日 (水) 13:06 | 編集
その、Mさんからの電話の内容は、といえば──。

Mさんのお友だちの義理の母上が亡くなられたのち、おうちを片づけるに
あたって、どうしても着物の処分も必要になるとのこと。
それも、引越しを控えているので、早めに決断したいとのお話でした。
「もしよかったら、急だけれど明日の夜、一緒に行ってみる?」
……謹んでお供させていただきまする。

当日は、MさんとダーリンのMdさんもご一緒でした。家族ぐるみの
お付き合いなのだとか。
Mdさんの傍らには、小さなキャリーバッグが立っています。

伺った先のSさんご夫妻は、とても気さくで、初対面のわたしも
すんなりと馴染みました。なにより、仔猫の凛ちゃんがいてくれて、
その愛らしさに全員がにゃふにゃふと和みます。(Mさんちもウチも、
猫ズはBigsizeなので、仔猫の大きさや動きはたまらないのです)

とはいえ、凛ちゃんの魅力に溺れている余裕は、残念ながらたっぷりとは
ありません。男性陣が趣味話で盛り上がりはじめるのを横目に、さっそく、
着物の引き出しが開かれました。

お母さまのものはもちろん、そのまた母上の雪さん(祖母と名前が
おなじなので、親近感を覚えました。そのうえ、亡くなられた母上の
お名前がまた、わたしの母と同じだという、不思議なご縁……(笑))
のものが遺されていました。

経年のものとて、シミや汚れ、破れがあるものも多く、それをまた
丁寧に、あるいはざっくりと補修して着ておられた様子が伺えます。
とても気に入って、何度もなんども袖を通されたのだろうと、ほほえましくも
胸に伝わってくるものがあるのでした。

ときどき顔を出して、「お手伝い」とばかりに乗り出してくる凛ちゃんと
ともに(笑)、Mさんの好みを優先して、あとはサイズや、状態を見ながら相談して
仕分けていきます。

最終的に、雪さんが手縫いされたらしい帯や、たぶん、娘時代にお召しに
なったあと、大切にとってあったのではと思われる桜柄の小紋、衿のデザインが
愛らしいコオト、柄が楽しい長襦袢や薄物を数枚、分けていただくことになりました。
2403.jpg2404.jpg

ひと段落したところで、染色家でもいらしたお母さまが展覧会に出されたという
作品や反物を見せていただいきました。
ご主人が、染めを手伝って、集合住宅の屋上で伸子針を打った話なども
伺えて、楽しうござりました。

お土産にと、お母さまの手染めのスカーフまで──。
2405.jpg
ありがとうございます、大切に使います。

さて、袋や風呂敷は持参していたものの、けっきょく、持てるもの以外は
着払いでお送りいただくことになりました。
というのも、着物のみならず、本も数冊、分けていただくことになり、
相当な重さになってしまったから。
(Sさま、お忙しい中、お手数をおかけしました、ありがとうございます)

2402.jpg 昭和49年(1974)の「太陽」など。
本は手もちで。がまんできず、帰りの電車で読みながら帰りました。

この日はいつもの紬に梅帯を締めて出ました。
2401.jpg (3年目/98回目)

翌日さっそく、いただいて帰った雪さんの帯を締めて外出しました。
25011.jpg25012.jpg (3年目/99回目)
ご縁いろいろ その1
2010年 02月 01日 (月) 09:53 | 編集
二月を迎えてしまいました。
またも1月の記事を半分ほどUPしそこねたまま──。
ということで、とりもなおさず、1月中旬の一回分を。

中旬は、わが家内のプチリフォームもあり、とにかく忙しなく
過ぎていきました。
そんな中、miさんにお付き合いいただき、新年明けてはじめての
灯屋2銀座店へ。(笑)

いえね、店長にまだお見せしていなかった、こちらでいただいた
雀小紋姿をお見せしようとうかがったのです。
miさんも蘇芳色の南天小紋、やわらかものの取り合わせは
今年2日以来の二人です。
0115002.jpg (3年目/97回目)
喜んでいただけて、なによりでした。

そんな店長の着姿にも惚れ惚れ。結城縮に春らしい色帯、
見れば梅の刺繍にキュートな鳥が描かれて。
0115003.jpg0115004.jpg

わいわいとお喋りする中、miさんの視線がとある着物にとまりました。
すっきりした棒縞の黄八丈、まとってみると、色目もサイズも誂えたように
ぴったりです。
傍目でさえ、楽し嬉しの似合いっぷりに、またも皆で盛り上がり。
次回デエトで着姿見せてくださいね、とお約束して、とりあえず生地アップ
をば撮らせていただきました。
150101
あわせた半衿は、miさんが松屋銀座店で入手した古裂。えへへ、わたしも
おすそ分けいただきました。

素敵なご縁があってなにより、なにより。

それにしても、だんだん枚数も揃ってきて、体はひとつしかないのだし、
もう欲しくなることもあるまい。そう思っていたのに、見れば見たで、
心動くものがあるのですねえ。心惹かれて、さんざん迷ってしまった一枚が
ありました。
けっきょくは、気に入りの店から遠ざかることが買わない早道に
なるのでしょうか。(それもちと、寂しいような心もち)

そんな中、わたしにも珍しいご縁がありました。それは下旬のこと、
Mさんからのとつぜんの電話でつながったのです。
                         
                        (つづく)
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