ある日とつぜん、着物に目覚めたものの──、さてどうすれば? 迷いながら訊ねながら学びながらの着物日々記録。
*** 着迷いごと ***
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本屋に耽る──丸善・丸の内本店篇 その1
2010年 03月 15日 (月) 11:05 | 編集
話はまだ、先月の、それも半ばあたりをうろついております。

毎日、熱心に勉強していた中、試験日程もほぼ消化した受験生が、
めずらしく行きたいところがあると口にしました。

楽器店と、本屋。
その本屋というのが、丸善・丸の内本店でした。

丸善本店には、OPEN当初にいちど足を運んだことがあります。
当時の印象はといえば、「うーん、これなら日本橋店のほうが好みだな」
というものでした。
ですが今回、地図をプリントアウトしようとサイトを見ていて、思わず
喉が鳴りました。
四階ギャラリーで開催されている展示というのが、「新版画の美 『川瀬巴水 
木版画展』」なのです。

新版画。忘れもしない昨秋、mi さんと美術館をハシゴした折(記事はこちら)、
知らずにいた新版画の魅力に目を啓かれる思いをしたのでした。
中でも、川瀬巴水の作品には惹かれるものがあったのです。

初期作品の展示販売、さらに、後摺作品も100種類ほどを、すべて
見られますという謳い文句。この機会を活かさずにおられましょうや。

というわけで、ふっふ、「ちょうど丸善本店にはわたしも行きたいんだけど、
あとで合流しようか?」といかにも保護者ぶりつつ、はい、それを名目に
わたしも外出することといたしました。

書店に入った第一印象は、「あれ? こんなに充実してたっけ」。
4階に向かう間に、エスカレーターでのぼり、一階ごとにフロアを
横切っていくのですが、途中の面白そうな棚に、なんども足が
止まりそうになります。

いやいやいや、まず「川瀬巴水」だから。

向かったギャラリーは、ごくこぢんまりとした区分け。ただ、一見して
好みのものが並んでいるのが伺えます。
ほとんどお客がいない中、ごく間近で観られるとは、なんたる贅沢。
一枚一枚、食い入るようにして見ていきます。
──と、主催の「渡邊木版美術画舗」の方に話しかけられました。

いえ、もちろん、購入を見越して、なんて話じゃあありません。
なにしろ、初摺作品にはほぼすべて「売約済」シールが貼付されています。
見るからに素人のわたしに、作品の解説を、そっと後ろから添えて
くださったのでした。

ちょうどお手すきのご様子です。
ここぞとばかりに、さらに質問を重ねて、いろいろご教授いただきます。

新版画とよばれる作品についてや、震災でそれまでの版木はすべて焼失したので、
初期摺りがいっそう貴重となったこと、あるいはなぜか年配の殿方に人気の高い
作品について……。などなどお話いただき、ありがとうございました。

後摺作品にもじゅうぶん惹かれましたが(たまたま展示されていた初摺と
おなじ作品があり、ひじょうによく再現されていることを知りました)、
そちらは慌てずとも、画舗やネットで入手できそうな様子。

そこでまずは、充実した内容だった「川瀬巴水木版画集」(阿部出版)、
巴水自身の木版画製作過程を記録した映画(昭和30年代前半に、総天然色映画として
撮影されたもの!)のDVD、そして気に入った作品の絵葉書を数葉、選びだしました。
170201.jpg
中でも↓のハガキは、見るなり「これは彼女だ!」と友人の姿が思い浮かび、
彼女に送ろうと手に入れたのはよいのですが……、もう春、ですね。(汗)
手渡ししようかしらん。
170202.jpg

さてさて、こうした次第で、わたしの丸善本店に対する株は急上昇。
催事で評価ですか? と呆れるなかれ。
このあとさらに、書店そのものへの株もぐぐっと持ち上がるのです。
その話はまた、後日。
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刺繍展へ
2010年 03月 12日 (金) 03:30 | 編集
母から招待券をもらっていた「草乃しずか日本刺繍展」@日本橋高島屋。
タイミングよろしく、「例のツアー」で親しくなったFさんからの
声かけもあって、F子さんと3人で行ってきました。

ただし、受験生お預かり期間中だったので、自由な時間は正味
三時間半ほど。少々、急ぎ足となりました。

ちょうど草乃さんご自身のギャラリートークが開催されており、
聴くひと、見るひと、さらにはサインをもらおうと願うひとたちで、
なかなかの混雑ぶり。
それでも、気に入った作品の前では足をとめ、案じたよりは
じっくりと拝見できました。

『源氏物語』をイメージしての作品、着物の紗合わせのように、
ことなる二枚の生地を重ねて、それぞれに刺繍をし、
まさに波に揺れる貝のように見える作品など、それぞれに、
ふっと物語が浮かんでくるようなものが多く、楽しみました。

終わると、同じフロアにあるティールームで休憩です。
「臨時受験ママさん、しっかり食べなさい」などとお姉さま方に
あやされながら(笑)、甘いものを補給して、さくっと散会。
よい気分転換になりました。

この日は、ほかのお二人も着物にて。
F子さんがコートとして着ておられたのが、ざざんざ。
納戸色のざっくりした織地にほれぼれ──、なんでも近所の方に
いただいたものだとか。コートになさったアイディアに乾杯♪です。
(写真を撮り忘れました(汗))
020701.jpg
Fさんが手にしておられるのは、マトリョミン発表会にいらしていただいた折の
お返し。そう、「コケーシカ」のオリジナル手ぬぐいです。
そしてわたしがまとっているのは、この日、かをるさんにも後押ししていただいた
民芸調小紋。びみょうに野暮な感じが気に入っております。(笑)
020702.jpg(3年目/103回目)


ウクレレと着物?
2010年 03月 08日 (月) 15:40 | 編集
じつはワタクシ、ウクレレも習っております。

以前、ちらちらと記事内でも触れたかと思いますが、
マトリョーシカの筐体に、テルミンなる電子楽器の基板を仕込んだ
「マトリョミン」という不思議楽器に親しんで、およそ二年。

人前で弾く機会が少しずつ増えてきた昨今、マト仲間とユニットや
デュオで奏でる際に、ウクレレで伴奏できたら楽しいなあ、と
思ったのがそもそものきっかけでした。

このウクレレという楽器、サイズがいろいろありまして。

演奏会場で、マトリョミンに合わせて比較的大きな音で鳴らしたい
わたしが入手したのは、コンサートサイズという大ぶりのもの。
ケースに入れて持ち歩きますが、けっこうな荷物になります。
場合によっては、リュックのように両肩に背負うことも。

そして、ご存知のように、着物は機能的にも見た目的にも、肩に
ものを掛けるのには向いていない……。

そんなこんなで、ウクレレレッスンには、めっぽうカジュアルな洋服で
出向いております。

が。ある日、ひょんなきっかけで先生に「着物好き」だとお伝えして以来、
「ぜひ着物でレッスンに」と勧めていただいていたのでした。
「いえでも、荷物が」
「あら、教室のウクレレお貸しますから。手ぶらでいらっしゃれば
大丈夫ですよ♪」
そこまで言っていただいては、一度は着物で伺わないわけには
まいりませぬ。

というので、はい、自分なりにスポーティな(?!)組み合わせを考え、
レッスンに参りました。
0205.jpg(3年目/102回目)
これはこれで楽しうござりました。
ただ、まだ、ウクレレと着物、の組み合わせがしっくりきていないワタクシ。
あるいは、木綿着物ならイケるのかも?!
せっかくなので、チャレンジは続けてみます。(笑)


「花見月」の声を聴きながら
2010年 03月 06日 (土) 15:31 | 編集
はやくも三月の第一週が過ぎようとしています。

花見月、あるいは春惜月という別名もある月の声を聴きながら、
いまだ一月末の話を書くというのもなにですけれども──、
これは三年目、101回目の着物日和の話。

帯作家のかをるさんとご一緒した先は、およそ一年ぶりの
大山キモノ ちぇらうなぼるた」さんでした。
じつは、こちらに旧知のOさんがスタッフとして入られたと伺って、
にこにこと出かけてまいったのです。

Oさんは、着物はもちろん、洋服の着こなしも素敵な女性。
お目にかかるたび、さりげなく、どころか、まじまじと全身を拝見して、そのセンスを
味わわせていただく方です。
ひさしぶりに、それも好きなお店でお目にかかれることになって、とても嬉しい思いでした。
さらに、かをるさんとお会いするのも、しばらくぶり。

……というので、はい、お店に伺ったとたんに、三人でぱあっと
話に花が咲き、いっぽう、あれこれと視線が棚をうろついては
よさげなものに惹きつけられる、それは忙しいありさまとなりました。

お店にはもうおひとかた、スタッフとして Kさん(以前、わたしが
こちらで1回だけ「楽々着付け」のレッスンを受けた、小林布未子さんの
お嬢さま、だと後で気づきました。御礼をお伝えできなかった~)もおられ、
わたしたちの果てしなく脱線する話に、着物を畳みつつ大笑いしておられます。

そんな中、Oさんが奥から、不思議な染め着物を出してきてくださいました。
縮緬地に、黒々とした格子が入って、中には影絵調で鉄瓶や釜、囲炉裏などが
描かれています。
民芸調、とでも呼べばよいのでしょうか。
羽織らせていただくと、これまでにない面白さを感じる一枚です。
さらに価格が、もともとお値ごろな大山さんの中でも、「え?」と
聞き返したくなるようなお値段。むむむむ~。

でもたしか、つい最近「今年は着物は買わずに……」と、ブログ内でも
呟いたばかり。クールダウンのために、いったんランチをとることにしました。

お二人に教えていただき、かをるさんと連れだって向かったのは、すぐ近所の
やさい料理 正」(正ひと文字で「ごかく」と読みます)でした。
012901.jpg『黒豚 小焼き丼 ゆず胡椒添え』美味、1100円也。
012902.jpg
かをるさんの召し上がった『お惣菜ごはん』もおいしそうでした。

あれこれ着物談義がはずみ、先ほどの着物についてもどうしようかと相談したり。
その結果といえば──? いずれ、このブログ内で触れることになろうかと。(笑)

さらに場所を「カフェマディ」に移して、外が暗くなっていく中、話は尽きることなく
続いたのでした……。

この日、かをるさんが着ておられた、雪だるま柄の羽織。
見るなり「おいしそう」と呟いてしまったわたくし。
いえその、柄によっては焼きたてのお餅のようにも見えたのでして。
012903.jpg012904.jpg
シックな色調に愛らしい柄いきが、それは魅力的な一枚でした。

わたしは、↓記事でも触れたインド更紗帯を大島に合わせて。
半衿も江戸裂で、柄on柄on柄。
29011_20100306150022.jpg
写真でみるとナニですが、肉眼では、しっくりおさまるコーディネートでありました。

あいにくと、カフェ内で撮った写真、いずれも暗すぎてちゃんと写って
おりませず。せっかくのかをるさんのコーディネートも……。
(かをるさん、ごめんなさい)
次回は忘れず、外が明るいうちに写真を撮りたいと思ったことでした。

それにしても、マディのケーキ、おいしかったな。
「大山キモノ」さんの周囲には、美味なる誘惑ももりだくさん。
暖かくなりましたら、またこつこつと、足を運ぼうと思います。
ふふふふふ。
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