FC2ブログ
ある日とつぜん、着物に目覚めたものの──、さてどうすれば? 迷いながら訊ねながら学びながらの着物日々記録。
*** 着迷いごと ***
スポンサーサイト
--年 --月 --日 (--) --:-- | 編集
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
白いほろほろ
2011年 05月 14日 (土) 00:41 | 編集
メレンゲ系のお菓子が好きです。

たとえば富山銘菓の「月世界」。
大学生時代に、先輩に里帰りのお土産としていただいて以来、
二十年以上変わりなく、好きです。

日本橋三越の地下にある銘菓コーナーにひっそりと
置いてあるのを見かけると、1本、買って帰ります。

「月世界」を買った日は、戻るなりいそいそと珈琲を淹れ、
気に入りのミステリを広げて、読みながら少しずつすこしずつ
かじります。ほろりもろりと、品のよい甘さが広がって、
ブラックの珈琲やクリスティの作品などと、それはよく合う
味なのでした。

そんなメレンゲ好きにはたまらないお菓子を知りました。
岐阜は奈良屋本店の「雪たる満 都鳥」。
三越銀座店の銘菓コーナーで、「月世界」はないかと
見回しておりましたら、このお菓子が目に入ったのです。
迷わず手を伸ばしました。

その翌日、SHちゃんがウチに寄ってくれる機会があったので、
さっそくおもてなしに出したのでした。
都鳥&雪たる満奈良屋本店
甘くて白くてほろほろの……。

難点は、あまりに食べ心地がかろやかで、うっかり
2つ3つと口にいれてしまえること。
食べすぎ注意なのでした。

そしてこちらは、SHちゃんの手で存分に甘やかされてほろほろに
溶けていく、我が家のユキだるま。
ほろほろユキ

ところで、上記本文でリンクした奈良屋本店のサイトに行って見ましたら。
このメレンゲ菓子の製造過程が載っていました。
ほのぼのとして、いっそういとおしくなりました。
スポンサーサイト
2カ月が過ぎて
2011年 05月 13日 (金) 00:38 | 編集
震災から二カ月がたちました。
いまだ原発の不安はおさまらず、今後について途方にくれたままの
被災地の方も多い。また、二カ月たった今だからこそ、ショックの
揺り戻しのように恐怖や喪失感にとらわれる方も増えている──。

そんな報道を耳にするたび、よいのだろうか、と思ってしまう
自分がいます。日常を愉しんでよいのだろうか……?

人への支援もそうですが、猫と暮らす身としては、震災で
取り残されたり、はぐれたりした動物たちのことも気がかりです。

預かりが無理でも、せめて、療法食や猫砂などを注文するときに2セットにして、
1揃いを被災地の被災動物支援シェルターやNPO団体に送るなど、
小さく地道なことを、忘れないで続けていこう。そう思っています。

そんな我が家のひとコマ。
0507b.jpg0507c.jpg
猫トイレを掃除するのにかがんでいたら、めずらしく怖がりの
末っ子猫が乗ってきました。
思わずカメラを引き寄せて、必死で背中を撮るワタクシ。わき腹が
つるかと思いました。アホだ……。

ちなみに彼猫が満足気に乗っているのは、↓の赤丸部分でした。
0507a.jpg 「デニム着物で働き者」の日。
その他 | - | - |
viva,きもの!!!
2011年 05月 09日 (月) 20:01 | 編集
5月4日は好天に恵まれました。

この日どうしても行きたかったのは、代官山「かまわぬ」。
こちらに三日限定で出店しておられる黒田商店さんに、冬鼻緒のままの
下駄をお持ちして、初夏鼻緒へのすげ替えをお願いしたかったのです。

履いている下駄をふくめて、ぜんぶで3足。
先日の反省を踏まえて、前夜からもろもろ準備を整えておきました。
(それが当たり前……)

大荷物に日傘も持って、ぽくぽくと。
まとったのは早くもひとえ、透けないものを選びます。
正式の場であれば袷にしますが、なにしろ今の都内は地下鉄ふくめ
空調を停めているところが多いのでして。
外気温はこの日、20℃超の予定。
上着の着脱で調整できない着物の場合、うっかりすると蒸しあがって
しまいます。案の定、すこし歩くと額に汗がにじんできました。

代官山駅に着いてからふたたび、ぽくぽくぽくぽく。
開店したてのかまわぬさんへお邪魔します。
数カ月ぶりに、黒田さんと恵さんのお元気なお顔を拝見して、
ほっと笑みが洩れました。

なにしろあの3月11日、恵さんは東京・銀座の松屋百貨店で催事中に
地震に遭われ、多くの方たちとおなじく、帰宅難民となられたそうで……。
当日のお話をあれこれ交わすだけでも、時がたちます。
とちゅうで、本題を先にと、黒田さんにすげ替えをお願いしてから
またしばし、立ち話。

そのあと、しばらくぶりにきれいなもの、楽しいものに心弾ませ、
組み合わせにああでもないこうでもないと頭をも悩ませ、さらに
予算にも考えを巡らせる──。
あのタノクルシイ時間を味わうこととなりました。
悩んだ末に新調したのは、昔の絵柄がプリントされた台でした。
そこに手持ちの熊野染め鼻緒をあわせると、うっとりな仕上がりです。
onpugeta01.jpgonpugeta02.jpg
onpugeta03.jpg もちろん楽器を弾くときにも♪
履いたときを想像しただけで、脳内に甘いにおいが漂ってくるような。
ふふ~むむむ、はやく履きたい。

合流したSHちゃんも、ひさびさの台と鼻緒の山に悶絶。ちょうど
欲しかった夏用の台に鼻緒を合わせ、その場で履き替えました。
麗しの写真、あとで追加します)←5.10に追加しました
karasuomote.jpg からす表の下駄、「軽くてらくちん♪」だそう

この日の茶系の組み合わせに、履いてきたかのようにぴったり。
そうだ、こういうことも買い物の楽しみのひとつだったなあ、と実感します。

そんなこんなで、すっかり長いことお邪魔してしまいました。
かまわぬさんでももちろん、これからの季節用に手ぬぐいをいただきつつ。
手ぬぐい三種
ランチ後、リサイクルの安い夏襦袢を求めに明治神宮前に行ったのですが、
果たせませず。かわりにまったく予定のなかったものを一枚、入手しました。
家ではかならず着るはずですが、はたして外に出る勇気が持てるか
どうかは……、分かりませぬ。太鼓判をおしてくれたSHちゃんの前でだけ
こっそりとか? このようなものでありんす。
hitoe.jpg

さらに歩いて、ユナイテッドアローズ本店一階に入っている「ぎおん徳屋
にて休憩することに。ふたりして頼んだのはこちら、練乳氷。
練乳氷氷の器
巨大でしたー。
氷の上に散らされた色粒あられが可愛いだけでなく、たいへんにおいしうござりました。

並びの「むす美」にて、目的の90cm四方の風呂敷を手にして、本日はお開き。
いやあ、よく歩きました。SHちゃん、お疲れさまです。ほんとによくお似合いの
コーディネートでした。おしゃれ感とふだん着ぽさの絶妙なブレンド♪
050403.jpg050401.jpg 更紗帯は中村かをるさん作。
午前中からたっぷり夕方まで、ひさかたぶりに全身に遊んだ感が染みわたった
休日となりました。viva,キモノde休日!!
ひさびさキモノの味わいは
2011年 05月 06日 (金) 00:05 | 編集
さて、話は戻ります。

ひさびさの外着きものをまとって出てみれば、まず地下鉄がかなりの混み具合。
銀座に着いて表に出れば、陽気もよろしく、笑いさざめくひとたちが大勢
歩いています。
──なんだか、ほっとしました。
街も人も、だいぶ元気がもどってきたような。そんな気ぶりを感じたので……。

おいしいものが溢れる三越銀座店地下もにぎわっていました。
SHちゃんと落ち合って、ぶじ、おつかいものを調達。
あとは遅めのお昼&ちょっとぶらぶら。
向かったのはこちらも2カ月半ぶりの「茶房 野の花」でした。
ランチメニュウから「野山のごちそう」を選び、おにぎりを前にほっこりにっこり。
020511111.jpg

江戸箒製造處 白木屋傳兵衛」さんへも立ち寄りました。
長いこと、テフロン仕様のフライパン洗いとして切り揃えながら使ってきた
傳兵衛さんの棕櫚ブラシ(正式名称・すずり洗い)。
いいかげん草臥れてしまったので、替えが欲しかったのでした。

履物を脱いであがらせていただき、口をあけて上を見上げ、口を閉じて下を見回し。
02051107.jpg
02051108.jpg
(許可をいただいて撮らせていただいています)

けっきょく、目的の品だけですむはずもなく、あれやこれやと揃えました。
02051104.jpg
馬毛の歯ブラシは、「キモノは別腹」のひよささんお薦めで長く使って
おりましたものが、そろそろヘタレてきそうなのを見越して、追加しました。

締めくくりに、お茶を。
初めて入った「HENRI CHARPENTIER(アンリ・シャルパンティエ)」銀座本店。
以前も、何人かの方にお薦めされたことがあったのですが、つねに30分待ちで
入れたためしがなかったのでした。

注文したケーキは、パティシエの方がその日のインスピレーションで飾りつけ
するため、ひとつとして同じ皿にはならないとのこと。
「だから、写真を撮って帰られる方も多いんです」という店員さんの言葉に
さっそく食いつくわたし。
フラッシュのみ不可とのことで、それぞれ頼んだケーキを撮影しました。
02051109.jpg02051110.jpg
こうしてお茶をいただく贅沢も、しみじみとありがたく心に体に沁みわたり。
あっという間の四時間でした。

さて。この日はいわば久々なので、かるくエンジンの調子をみた感じ。
手ごたえがよかったので、この翌々日、「キモノde休日」を試してみる
ことにしたのでした。
次はSHちゃんも着物で登場、なのです。
端午の節句
2011年 05月 05日 (木) 15:15 | 編集
話の続きをおいて、ちょっと横道。
今日はこの写真をぜひ、載せたかったのです。
wasanbomb.jpg
wasanbomb2.jpg

出産の内祝いにいただきました。
おめでとう、おめでとう。

外つ国で初節句を迎えるあなたに、たくさんの幸せを。
あなたが戻ってくるときに、末永く暮らしたいと思える国であらんことを。

先におとなとしてこの国で暮らすわたしも、微力であっても
心を尽くし、怠けることなく日々を送ることを誓います。
およそ50日ぶりに
2011年 05月 03日 (火) 17:27 | 編集
ようやく。
ようやく、着物をまとって外に出たのでした。

ここ一カ月半ほどは、そもそも、仕事以外の用で外出する機会自体が
減っておりまして。

それでも、大好きな「AKA+H」さんのテキスタイル展に足を運んだり(今回、
おしゃべりするだけして、なにも入手いたしませず、申し訳ありませぬ)、
仕事隙間のタイミングが合った mi さんと、震災後初めて、灯屋2さんに
顔を出したり、などはいたしました。

「AKA+H」のテキスタイルデザイナー・Mさんは、素敵な着物姿で
迎えてくださって、心和むとともに、きもの心が疼きました。
(写真を撮らせていただきそびれましたが、ご自身のブログ
色のあるくらし」内で拝見できます)

けれどいずれの日も、前日や当日に余震があり、心落ち着かないまま、
小一時間で失礼してしまいました。

4月末にはいっそう仕事がたてこんで、ちょっと人目には晒せない
ありさまにて……。
その昔、Aさんに言われた「人間だってナマモノなのよ、ちゃんと
洗わないと」の言葉を思い出しながら、パソコンに向かう日々でした。

ひと段落した、5月1日の夜のこと。
SHちゃんとちょいとメールのやりとりをするうちに、思いがけず
「打ち合わせが入らなければ、明日の午後なら、合流できるよ」という
うれしい言葉が画面にあらわれました。
「明日、おつかいものを買いに、銀座に行くかも」と書いたメールへの
返信でした。

ひとりなら今までどおり、さっと行って用件だけ済ませて戻ったでしょう。
でも、久々にSHちゃんと出かけるのであれば──、陽気もよし、
せっかくだから無沙汰続きの着物で出ようかという気もちが、むくむく
湧いてきたのです。

なにしろ、襦袢には半衿もついたまま。
3月中~下旬にかけて顔を出す予定だったさまざまな集まりが中止となり、
袖を通すことなく、箪笥の中にかかっていたのでした。

当日朝になって、あれこれ用事を済ませてから、さて、待ち合わせにむけて準備を。
と、襦袢の上から着物を羽織ってみましたところ。
……なにか、ちがう。とても、ちがう。

3月につけておいたままの、春らしい色の無地半衿では、
どうにももの足りないのでした。

じつは昨年末来、仕事の取材の中で、無理なく楽しみながら、個性ゆたかに着物を
まとう方たちに触れる機会が多くありまして。
どうやら、耳年増ならぬ目年増になっていたようなのです。
(じじつ、年増であろうという突っ込みはなさらぬように。ちょいと意味が
ちがいますです(笑))

さーて、ここからがたいへんなことに。

なまじイメージだけは膨らんでいますから、ああでもないこうでもないと、半衿の
箱をかき回しては合わせて、首を振ってはまた戻し、の繰り返し。
02051102.jpg こんなんなりました。

合わせようと思っていたのは、青系のイカット帯。
イメージは初夏らしく、えりもとはちょっとキュートに、という曖昧なもの。

なにかないか、どこかになにか、と必死で考えるうちに浮かんできたのは、
昔カフェ・マディで買った、弁当箱を包むのに愛用しているやわらかな布。
合わせてみると、おお、ぴったりです。
02051101.jpg しわしわのくたくた。

ですが、正方形で寸足らず、半衿として使うには、バイヤスで最長の長さを
とるために、どうしても切らなくてはなりません。
(でもこの布、大好きだから、もし鋏をいれたらあとで後悔しそう!)という
声も聞こえてきます。
どうするのだ、わたし?

刻々と時間だけが過ぎていきます。
こ、このままでは、せっかくの着物で外出の機会を失くしてしまう!

やむなく、当初合わせようと考えていた帯をあきらめて、合わせ慣れたイカット帯に
変更することに。半衿には、色の褪せた江戸裂をもってきました。
いわゆる「いつものパターン」ですね。
この時点で、本来待ち合わせる予定にしていた時間の、35分前になっていました。

嗚呼。

わたしより現地に近いSHちゃんなら、まだ在宅であろうと、泣きのメール。
「どうにも半衿が決まらなくて、これから縫いつけます」と現状を申告、
待ち合わせ時間を30分延ばしてもらったのでした。

その6分後。
半衿つけ、終了。
「ダッシュで着て出ます」とメールして、だーっと着て、
「終わりました、出ます」のメールを打とうとしてびっくり。
さっき打ったメールの13分後だったのです。

……コレハ、ワタクシ史上、最短記録デハ ナカロウカ??

人間、やればできる。(違)
気をよくして、日傘も忘れずに持ち、ぽくぽくと現地に向かったのでした。

──なんだか長くなってきたので、記事を分けて続けます、ぺこり。
copyright (C) 2007-2009, Io Sakano all rights reserved.
無断転載は固くお断りいたします。
designed by polepole...

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。