ある日とつぜん、着物に目覚めたものの──、さてどうすれば? 迷いながら訊ねながら学びながらの着物日々記録。
*** 着迷いごと ***
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夏至に想う
2011年 06月 24日 (金) 15:21 | 編集
夏至。
字面も響きも、なぜかとても好きなのです。
春分、秋分、冬至と並べてみれば、いっそう好もしさが増してきます。
もう何年も前、雑誌「ku:nelで「夏至」という名のギャラリーが紹介されたときは、
まずその名前に痺れて、行ってみたいと心焦がしたものでした。

そんな夏至をむかえて、はや三日目。
連日30℃超えですが、いまのところ、なんとか冷房は使わずに過ごせています。
いつまで冷房を使わずにいけるかなあ、と室内ではこんな格好でもろもろ
立ち働いたりしています。
daily_yukata.jpg
母の手縫い浴衣、おさがりをもらいました。
懐かしい印象の色柄が、以前は古くさく感じて苦手だったものが、年を経るごとに
好もしく思えてくるのが、わがことながら面白く感じます。
感じ方や好みが、年とともにびみょうに変調するのは当たり前かも知れませんが、
振り返ってみれば、好みの先が子ども時代の記憶に寄りかかっていたりして。

この浴衣下には、踊り用麻ステテコを履いていますが、履くたびにやはり
思い出すことが……。
ステテコといえば昔、父が家で履いているのを見ては「かっこわるい」と
子ども心に思ったものです。「なんであんなヘンなもん履くんだろ」と、
ごく正直に思ってました。(でもけして口にはしなかった)
それが今は、柄入りステテコがふだん着として脚光を浴びているとか。
時代は巡る。わたしも柄物が欲しいかも──。

shakuyaku.jpg 
思いがけずいただいた芍薬が大輪に咲き開いて、夏を謳っています。
そしてこちらも、いただきもの。
目を涼ませ、甘露を味わい、休憩時間を楽しんでいます。
そういえば子どもの頃は、カルピスがご馳走だったなあ。
herb_cordial.jpgkogasikokuto.jpg
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夏スウィッチ
2011年 06月 18日 (土) 23:58 | 編集
節電の夏が昨年とおなじくらいの猛暑だった場合にそなえて、
こわれてしまった扇風機の代わりに「使用電力3W」がウリの扇風機
(これがまた、充電型バッテリーでも動いてくれる優れもの)を
入手したり、充電池利用で、やわやわと風を送ってくれるツインファンを
手に入れたり、なにくれとなく夏の準備にいそしむ今日このごろですが……。

どうやら着物ごころも夏支度モードに入ったようなのです。

先日は、気温25.5℃・湿度47%程度の中、今年にはいって活躍してくれる
ひとえで、朝早くからダッシュで出かけて、午後いちで戻ってきました。

もろもろ込み入ったスケジュールだというのに、いったいなにをやってんで
しょうかね、われわれは? と言い合いつつSHちゃんと落ち合った先は、
新宿の伊勢丹でした。

この時期に新宿伊勢丹。
──てことはアナタ、行ったのねあれに?! と思った方、はい、正解です。
もろもろ忙しい折、なんとかこらえようと思ったのですけれども、送っていただいた
DMのうちの1枚を、うっかりと冷蔵庫にマグネット留めしたのが運の尽き。
luncoDM.jpg 
毎日まいにち、ああ、この柄かわいいなあ、とにまにましたり、この貝の柄は
着物かしらん涼しげだなあ、と惚れ惚れしたり。
日々睨めっこするうちに、どうにもがまんができなくなってしまったのです。

あわただしくも行ってみて、よございました。
なんといっても、心がぐんと華やぎます。
夏もののアンティーク着物や帯というものは、色柄がじつに楽しく、おもしろい
ものなのですねえ、とあらためて実感しました。

なにより、がまんして見ないまま、「ああ、いったいアレはどのようなもので
あったのか」と煩悶するより、実際に手にとって「なるほど素敵だけれども、
わたしには似合わない」だの、「すばらしいけれども、価格的にムリですから」
だの、実感のともなう諦めを味わったほうが、のちのちさっぱりといたします。

もちろん、ドウニモアキラメキレナイと煩悶するものと出逢ったりもするわけで、
それはそれでたいへんに悩ましかったりするのですけれども。

いずれにしても、目にも心にも嬉しいひとときを過ごしました。
折をみて、入手した夏物をご紹介できればと思います。
あ・と・は。
今年がどうか、昨年なみの暑さになりませんようにと願うばかり。
なにしろ去年は、7・8月とも、ただの一度もきものに袖を通しませんでしたから……。

さて、夏きものを楽しむ時期がくるまで、もうひと頑張りするといたしましょう。
測りはじめると、これがなかなか
2011年 06月 14日 (火) 23:52 | 編集
おもしろい……。
や、前回記事に書いた携帯型熱中症計のことですが。
日曜日に着物で出た際は、地下鉄内でいくどか警戒レベルを記録しました。
たとえば、気温28.9℃・湿度50%は「警戒」に値するもよう。
その後数値は、29.8℃・47%に変化、やはり要警戒ランプがついています。
これから先、夏に向けて、空調の設定温度を高めにした地下鉄内は、要注意ですね。

さて、その日は三柴理さんのライブに行ってきたのでした。
華麗なるピアニズム フレディ・マーキュリー・トリビュートCD発売記念演奏会」。
FMTbySatoshiMishiba.jpg
このCDはamazonTower RecordsHMVなどから買えますです☆

それはもう夢中になって90分を過ごして、演奏後に相方の連れとしてご挨拶もできて。
いろいろなことが続く日常の中で、しっかり、心のcharage UPができました。
詳細は後日「日々是」に詳しくUP予定です。

で、最前の話に戻りますと、そう、気温と湿度がかなり高めの予報が出ている日
でもありました。
すこし迷ったのですが、せっかくだから着物で行きたい。
もしも運よく、演奏後の三柴さんやパートナーのJさんにお目にかかれるチャンスが
あれば、きっと喜んでくださるだろうとの勝手な思いもありまして。

ちょうど行き先は表参道。しゃれた街ではありますが、日本橋や銀座ほど、着物に
厳しい目を光らせるマダムたちはいらっしゃらないであろうとの見込みにたって、
先月使った手を再度、使うことにしたのでした。

本来なら夏ものですが、柄入りで、重なった部分はとくにひとえのように見えるという、
ありがたい一枚。同柄の布で居敷も当ててくれているため、よほど明るいところで
じっくり見なければ、やっぱりひとえっぽいのでした。
しかもアーガイルにも見える柄いきは、発売されたCDジャケットにもちょっと似ています。
この着物しかありますまい。
monnsha01.jpg うしろに置物化したピートが♪

合わせた葛帯も、風通しがめっきりよろしい一枚。いつものように
綿レース長襦袢×飯島桃子さんの刺繍麻半衿に合わせます。

着物の生地は紋紗(もんしゃ)と伺いましたが、まるでレースのように透いて織られた
やわらかな絹地は、着てみると驚くほど涼しいのでした。
もし、おなじようなものにまた巡りあえたら迷わず手にするだろうと、早くも思ってしまうほど。

この組み合わせ、じつは帯締もあわせて、LUNCOさんの単衣・夏着物展でいただいたもの。
SHちゃんに誘ってもらい、当初は買う意欲ほぼ0パーセントで出かけたにもかかわらず、
彼女がすこし遅れて店に入ってきたときにはなぜだか、この葛織り帯やら夏着物やらを
手にしていたという次第。
あとでSHちゃんに、大笑いされました。
「店に着いたらいきなり、両手がふさがった状態で立ってるんだもの!」と。

しばらく外出も買いものも控えていた反動が、いっきに出てしまったようです。

古いものなのでサイズも小さく、価格は上質なプレタ浴衣@ブランドもの
に並ぶライン。もう一枚手にした「夏銘仙」と呼ばれる着物なぞ、あとでランコさん
ご自身が「あれっ? やだ、あたしそんな値段つけてた??」と驚くご様子に、
思わず笑ってしまいました。
たまにノリや勢いで、うっかり安値をつけてしまうそうな。さすがです。
おかげさまで、ふだんは臆して手にとらない色柄ですが、踏み切れました。うっふっふ。
natsu_meisenn.jpg 大きな蕗の葉
めずらしく、夏が待ち遠しい気分です。
去年ほど厳しい暑さではありませんように──。
-------------

ところで、Jさん。
ほんとはほんとは、時間が許せば履物もお見せしたかったのです。
きっと「きゃ~♪」と言っていただけたと思いつつ……。
onpugeta01_20110614191939.jpg これ、履いてました

それから、おまけ画像を。
コンサート終演後、同じビルの地下喫煙室に入った相方を待つ間に自分撮りに
挑戦ちうの一枚。
思ったより短時間で喫煙室から出てきた相方に「なにやってんの? 置いてくよ」と
素通りされた瞬間。
たいていいつもこんな風、な雰囲気がよく出ているので、載せておきます。
けっして「撮ろうか?」なぞとは口にしない、肥後もっこすぶり。ふ。
コンサートの後に 
最高気温27.4℃でも
2011年 06月 10日 (金) 22:51 | 編集
湿度が低ければ、ふつうのひとえでなんとか凌げるのだと
実感したのは、今週の日曜日の話でありました。

この日は、震災の翌々日に予定していた、友人たちとのランチを
愉しみました。
半年ぶりか、それ以上ぶりに会うというのに、いったん顔を合わせると
話はとどまることを知りませず。
よく笑い、しゃべり、食べた半日でした。
千疋屋総本店にて、マンゴーカレーセットを一人前食したあとにフルーツサンドを
ふたりでシェア。場所をかえてウエストレトロカフェでモザイクケーキもいただきました。
ほほほほほ。翌々日には、体重が増えておりましたことよ)

そんなわけで、大半は店内の調整された温湿度内に身をおいていたことも、
快適に過ごせた一因でありましょう。
これでもし、外をたくさん歩くといった予定であれば、薄物がベストであったかも。
友人も軽装で◎の様子でしたし……。↓
sennbikiyalunch.jpg
この日着ていたのは、紫紺染めのひとえ。昔の、木綿地のものは高価で
とても手が出ませぬが、こちらは現代絹物のリサイクル品でして──、
じつは、竺仙さんの浴衣地よりもお安いほどの価格でした。ありがたや。

この下に着たのは、2000円で入手した綿レースの長襦袢。(笑)
ひと昔前には、カジュアルな下着として流行ったと聞きました。
ほかにも、これまたリサイクルで手にした麻の紋紗長襦袢や、楊柳麻の半襦袢も
持ってはいるのですが、実際にまとうと、綿レースのほうがより涼しく感じるので
愛用しています。穴がたくさん開いているからでしょうか……?
白だと、ちと可愛らしさが過ぎるので、いずれ染めたいと思いながら夏を迎えて
しまいました。

いずれにしても、着物を着ていて体調を崩すようでは、元も子もありませぬ。
はた目にも自分的にも、涼しく過ごしたいもの。
今年は例年以上に気を配ろうと、このようなものも入手してみました。
keitai_necchuushoukei.jpg 携帯型熱中症計。

スイッチをONにしておくと、10分ごとに周囲の温湿度を計測。危険数値に
近づくと警告音を鳴らして知らせてくれるという、なにやら賢い一品です。
着物の折は持ち歩いて、温湿度に見合ったものを的確に選んで身にまとえるよう、
体感データを重ねていこうと狙っております。

まずは、今夏はじめて入手したポリエステル夏物を、雨の日に試してみたいところ。
わたしの中では、どうも「合繊=暑い」という先入観が根づいてしまっているのですが、
日進月歩で技術は高まっているそうですね。
いわゆる高級仕立て品の洗える着物(ポリエステル)を専門とする「きもの英(はなぶさ)」の
ものがリサイクル品として出ていたのを、たまたま先日、格安で入手したのでした。
品質の高い品ぞろえで人気の英さん。
以前から名前だけはようく存じてあげていたのですが、茶道や香道、あるいは踊りを
なさる方たちが愛用しておられると耳にして、着慣れた方が手にとるものだと
遠慮しておりました。

こうした形で入手したのは恐縮ながらも、着るのが楽しみだったりいたします。ふふ。
入梅前に
2011年 06月 04日 (土) 16:28 | 編集
先月下旬は、着物での外出や関連イベントもちらほら。

◇マトリョミン練習会(お客は呼ばない、プチ発表会形式)@吉祥寺

 まだひとえの時期にもなっておりませんでしたものの、この日の
 予想最高気温は27℃。
 地下鉄やJRでは空調を停めた車両も多く、たとえ襦袢を夏物に替えようとも、
 袷ではどうにもたちうちできないことが予想されました。
 
 じっさい、まだ上旬の9日に袷の大島で出た際には、体力消耗が著しく。
 帰宅して鏡をみて仰天しました。文字通り茹蛸でしたよ……。

 さらに会当日は、会場設営や撮影など、体を動かす必要も多いことが
 わかっており。ここは「正調 きもの人のみなさまがた」に心の中でお詫びいたしつつ、
 いきなり、一見しただけでは透け感のわかりづらい紋紗(もんしゃ)を着てしまいました。
 帯も、芯ナシ×隙間がたっぷりの葛織で──って、真夏ですかアナタ?!

 けれども、体は正直です。
 照りつける陽射しや空調のない地下鉄で、ときおり体を抜ける風を感じて、
 ほっと息をつけました。
 monnsha.jpg 準備ちう
 それでも。
 打ち上げで入った空調なしの地下カフェでは、美味しい料理に楽しいおしゃべり
 を味わいつつも、だんだんと蒸しあがっていきました。
 室温が高く、空気も動かない地下では、ひょっとすると麻モノでもきつかったかも……。

 この先、着物を愉しむうえで、従来のしきたりと快適に着られる限界との
 せめぎ合いが続きそうです。
 個人的には、たぶん。正式な場でないかぎり、気温20℃超では透けないひとえ、25℃超なら
 透けづらい夏物等々を選んでいくのだろうと思います。


◇夏じたく展@三渓園

 毎年、着物でうかがうのを心待ちにしているイベント。なのですが──。
 よりによって台風とかち合う日に出かけることに。
 体調がベストであれば着物でもと思いましたが、いまひとつだったので洋服にて。

 なにしろ暑さ×湿気攻撃に弱いわたくし、雨コートを羽織ったときはいつも、
 地下鉄内で「ううう蒸し暑いあついアツイよう」と心中唱えながら涼しげな顔を
 保つというアンビバレント状態に陥るのでありまして。
 よほど体調のよいとき、あるいは気温の低いときでなければ、かなり切ない
 内実になってしまうのです。やれやれ。

 ちなみに、そこまでして着物を着なければよいではないか。という考えは、
 そもそもの選択肢には入ってこないのが着物好きの哀しい性(さが)。
 状況さえ許せば、いつでも着たいと思ってしまうのは、いったいどういう
 魔力のなせる業なのか。
 ともあれ、この日は良識を働かせて服にて出かけたものの、行ったら行ったで
「ああ、無理してでも着物で来ればよかった」なぞと考えてしまうというのも
 いかがなものか……。
 
 会場はいつものようにさまざまな作家さんの作品に溢れて、心弾みます。
 銘仙の着尺もあれば、民族布もあり、繊細な銀細工の帯留もあれば、光を
 放つ切り子細工もと、そちこちで足が止まり、しだいに視線も定まらず
 胡乱な状態になってまいります。

 そんな中思いがけず、帯を手にすることになりました。日本刺繍作家・飯島桃子さん作。
 染めもご自身でなされたもの。
 obi01.jpgobi02.jpg
 品のよさに気後れもいたしつつ、「でも10年後も20年後も、ずうっと長く楽しめるよ」
 とのSHちゃんの言葉に勇気づけられつつ。年を重ねるごとに似合うようになれたら
 嬉しいと、そっと今後の目標を定めるのでありました。
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