ある日とつぜん、着物に目覚めたものの──、さてどうすれば? 迷いながら訊ねながら学びながらの着物日々記録。
*** 着迷いごと ***
スポンサーサイト
--年 --月 --日 (--) --:-- | 編集
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
炎を宿す、職人魂。
2009年 12月 28日 (月) 13:23 | 編集
年末に「駆けこみ書き込み」を続けておりますが、これは師走中旬のお話。

11月にmi さんと三井記念美術館に立ち寄った際、気になるチラシを見つけました。
12月に開かれる講座について書かれていたのですが、タイトルに視線が吸いついて
放れません。
「青白く燃える江戸職人魂 -柴田是真(しばたぜしん)全仕事-」。

江戸の、職人魂です。
魂が、青白く燃えるのです。

温度が高くなるほど、青くみえる炎。
そんな炎を宿した職人魂についての熱い思いが、タイトルにこめられて
いるのです。(たぶんきっと)
これを聴かなくてどうしましょう? というので、そのままmiさんと
申し込みを済ませました。

当日、ふたりして早々に昼食をとり、一番前の席に陣取ります。
やがて現れたのは、一見、きむずかしそうな男性と、ものごしやわらかな
女性でした。
男性がこの日の講師、板橋区立美術館館長の安村敏信氏。
女性は三井記念美術館学芸員。(お名前を失念)

学芸員の説明につづき、マイクをとられた安村氏。
いったん口を開かれるや、きむずかしそう、という第一印象はあっという間に
拭い去られ、とうとうと、しかし急ぎすぎず、それでいて是真を想う熱い気持ちが
ひしひしと伝わってくる素晴らしい語り口で、柴田是真という職人の生い立ち、
これまで名を知られなかった経緯(いきさつ)、その天賦の才能、謎、そして
人生、なによりも作品について、などを、およそ100分にわたり、話してくださいました。

学芸員の方は、われわれの斜め前くらいに、控え目に座っておられたのですが、
この方のリアクションがまた、ひじょうに気持ちがいいのですよ。
彼女もまた、是真という創り手に共感と好感を抱いているのであろうことが
伝わってきます。

すっかり身を入れて、あれこれメモをとり、さらに、作品のスライドアップに
よる丁寧な説明、見どころを伺って、大満足の時間となりました。

この日は後に予定があって、そのまま是真展を観ることはできなかったのですが、
年明けにも、ふたりで赴く予定です。
大丈夫、熱のこもった説明は、わたしたちの心にも、紅く、もとい、青々と、
やきついていますから……。(笑)

安村氏、この展示に合わせて「別冊太陽」(平凡社)にて是真特集号を監修して
おられます。この号とカタログとを入手すると、幅広く網羅できるとか。
もちろん、観る前に手に入れておく所存です。

ちなみに、ここ数年でいっきに見直しが進んでいる、幕末~明治期の、
時代を亘った作家たちのうち、もうひとり、河鍋暁斎(かわなべきょうさい/
是真とも交流があった)の特集号
も、安村氏が監修しておられます。
このあたりも、知りはじめるとどんどん、深入りしそうです。

この日は、今冬初登場の結城縮でした。(3年目/87回目)
chidimi

 mi さんは、灯屋2さんで反物を入手、そのまま仕立てられた ざざんざ。
ほっそりと背の高い mi さんに、よく映えて。
zazannza02

ちなみに86回目は、友人の新居にお邪魔した折でした。ひさしぶりに
顔を合わせる友人たちと、途切れることなく喋りっぱなしの半日──、
なんとも嬉しく、温かく。
それにしても、新宿区内にかくも気持ちのよい環境があるのか、と驚くような、
閑静にして心地よい立地でした。
春の桜、見に行きたいなあ。
copyright (C) 2007-2009, Io Sakano all rights reserved.
無断転載は固くお断りいたします。
designed by polepole...

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。