ある日とつぜん、着物に目覚めたものの──、さてどうすれば? 迷いながら訊ねながら学びながらの着物日々記録。
*** 着迷いごと ***
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着物 de 試験?!  その2
2010年 06月 18日 (金) 23:33 | 編集
そんなわけで、受けることにしたマトリョミン・グレード試験1級。
試験前夜は、思ったよりも落ち着いておりました。
半襦袢に麻の半襟を縫いついけたり、譜面台やアンプなど、必要なものを
確認したり。念のため、キャリーバッグの外ポケットには、雨支度も忍ばせます。
──よし、完璧。
早寝しすぎて寝つけなかったことだけが、予想外でしたけれども……。

当日は、6:30A.Mに起きました。
8:30A.M.に家を出ればよいので、早すぎるほどですが、念には念をいれて。
いつもどおり、朝食の準備、余裕があるので洗濯も済ませてから、
身支度にかかります。

ふだんですと、着ながら「あれ、伊達締め、どこいったかしらん?」
「おかしい。昨日脱いだとき、たしかにここに置いたはずの帯板が
見当たらない……」なぞと呟きつつ、途中でうろつくこともあるのですが
(いえ、もちろん分かってます、ちゃんと着る前に一式、揃えておくのが
常識だということは!)、さすがにこの日ばかりは、すべて揃えて椅子の
背に掛け、粛々とまとうのでありました。
いつもより丁寧に、20分ほどかけて着て、あとは出かけるばかり。
手にもつ籠の中身も、ゆうべのうちに確認してあるので安心です。
帯板のポケットにSuicaをいれれば、準備完了。
(ふだんからこうしとけばいいのに)と胸のうちで呟きつつ、家を
後にしました。

外は、晴れ。
余裕をもって現地の最寄り駅に到着、さらにぽくぽく、歩きます。
着いた会場では、主催のマンダリン・エレクトロン社の竹内正実氏(代表)と、
濱口晶生氏が準備をしておられるところでした。
おはようございます、と声をかけて中に入ると、先におひとり、受験者が
おられて、早くも楽器を手にして調整中。
気が引き締まる想いで、キャリーバッグを開きます。

準備する間に、気づけば受験者全員が揃っていました。

この時点で、まずは、くじ引き。
公正に試験を受けるために、くじで順番を決めるのでした。
(参加型なので、ちょっと楽しかった(笑))
結果はといえば、このときとばかりにトリを引き当てました。
そんなことぢゃないかと思ってましたよ、なんとなく。

さらに、短時間のリハ段階で、おそろしい事実が発覚します。
わたしの直前に弾く、とてもうまい弾き手の方と、メインの曲が
かぶっているではありませんか。
いえね、そんなこともあろうかと、かすかな予感はありましたのです。
選んだのが、ポピュラーなクラシック曲でしたし……。

たぶん、これがライヴ型試験の面白さでもあるのでしょう。
わたしにとっては「うわー」ですが、聴く側にとっては、それもまた
一興であろうかと思われ。

とりあえず、本番の順が回ってくるまでに、MCを考え直さなくては
なりませぬ。どんな風に言おうかしらん??

考える間にも、観客席が次々と埋まっていき、いよいよ本番となりました。

今回の場合、受験者は、観客の後方で、一緒に演奏を聴きながら出番を待つ
形でした。舞台袖や舞台裏で待つよりは、緊張しない気がします。
とはいえさすがに、ひとり、またひとりと演奏が終わっていくにつれ、
拍手する手と胸の動悸が、だんだん同じくらいの速さになってくるのが
分かります。
指先が冷たくならないよう、あちこち動かしつつ、前の奏者が
ラストの曲にかかるときには、そっとマトリョミンのスイッチを
まわしました。(温度差などの環境に敏感な楽器なので、あらかじめ
慣らしておく必要があるのです)

さて、出番です。

今回の試験、ひとりの持ち時間は15分間ですが、待つ間、前の方たちの
演奏時間は多少、長めにとられているように感じました。(あくまで体感)

実際、4人×15分としても、60分はかかる計算です。
5人目ともなると、どうしても聴き手も草臥れてきます。これで
喋りが上手であれば、ぐぐっと引きつけて場を盛り上げられるので
しょうが、そうもならず。(笑)
とりあえず、会場の広さ的にはなくても大丈夫なマイクを使って
話すことで、せめてもの変化を、と狙いましたが、はて、効果のほどは
どうでしたことやら。

前述したとおり、前の奏者とメイン曲が重なっていたのですが、
音程やテンポ、アレンジなどが、少しずつ異なるのが救いでした。
そうした解釈もまた、弾き手の個性となりますし。

演奏自体は、やはり、ふだんの実力どおりというべきでしょう。
心残りだったのは、ふだんは届く高音に、なぜか届かない部分が
あったこと。
緊張して指が縮んだのか、慎重になりすぎたのか。
あれだけ繰り返し弾いてきたのに──、と、われながら不思議です。
それでも、取り乱すほどの大きなミスはなかったのではないかと。
(↑たぶんきっと、の希望的観測)

観客の方々が、温かく聴いてくださったのもありがたく。
今回あらためて、聴き手の熱はちゃんと弾き手に伝わるのだと実感しました。
SHちゃんも着物姿で、最前列で応援してくれたのでした。Thanks!
130602.jpg
柄半襟&ターコイズブルーの帯揚がポイントになって、初夏らしい雰囲気♪
手にしたバッグは、この日に手に入れた、「AKA+H」さんのものです。

すべて終了したあとは、それぞれに挨拶を交わし、自由解散。

本日の主催者にして、音響面でもしっかり裏支えしてくださった
マンダリン・エレクトロン社のおふたりにもお礼を申し上げてから、
会場を後にします。
帰りぎわ、SHちゃんに頼んで、建物の外で記念撮影してもらいました。
130601.jpg
すっかり解放感に溢れており。

面白いことに、演奏した時間を振り返ってみると、話したことの半分は
記憶から抜け落ちています。思った以上にあがっていたもようです。

それにしても──。
チャレンジはしてみるものだと、感じました。
あらためて演奏することや音楽について、ライヴの力や、ひいては
表現することについて、などなど、いろいろと考えるきっかけともなり、
ひじょうに意義深い体験でした。

ひきつづき、今月末にはウクレレの発表会が控えております。
SHちゃんとデュオで演奏するのです。
そんなわけで息つく間もなく、マトリョミンをウクレレに持ちかえて、
日々、練習をこなしております。(もちろん、マトリョミンの基本音階練習
などは怠りなく(笑))

本来なら、仕事の合間の息抜きであるはずの音楽が、この一カ月は
仕事並みの勢いになってきました。(苦笑)

とりあえず、今月が過ぎればひと段落、かな。

グレード試験当日は、終了後に学芸大学駅まで足をのばしました。
雑貨店「Barden Barden」に立ち寄って、SHちゃんと揃いで入手したものが。(笑)
たぶん、ウクレレ発表会にて身に着けることになろうかと思います。

これについては後日また。
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