ある日とつぜん、着物に目覚めたものの──、さてどうすれば? 迷いながら訊ねながら学びながらの着物日々記録。
*** 着迷いごと ***
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ノスタルジア
2011年 08月 31日 (水) 17:39 | 編集
さて、つづいて向かったのは、こちらも以前から立ち寄ってみたかった
北欧のヴィンテージもの家具や雑貨を扱っているショップ。
Stone Flower」でした。

このお店は、Mさん参加のグループ展が開かれていたギャラリー「STAGE-1」の、
すぐ近くにあるのです。厚手のガラスが嵌めこまれた、重い木の扉を引きあけると──、
中にはまさに、好みの世界が広がっているのでした。
stones01.jpg 扉、内側から撮るとこんな風。
stones04.jpg
stones02.jpg
あまりに調和がとれていたので、嬉しくておろおろしてしまうほど。
たまさか、そういう場所とめぐり合うのですが、「ああ、この感じがとても好き、
でも好きすぎて身のおきどころがない」という思いに囚われて、しばしどのように
振舞えばよいのか分からなくなる、というような──。
(神楽坂の「ここん」に足を踏み入れたときも、そうでした)

とはいえ、その思いは「ここにあるものが全てほしい」とか、「ウチをこういう風に
しつらえたい」とか、そういった願望に直結するわけではありませぬ。
たとえば色の組み合わせであったり、置いてあるもののバランスであったりが、
感覚の深いところにあるスウィッチを、ぱちん、と音高く入れてくれるような、
そんな感じなのです。
stones06.jpgstones07.jpg
そうした場所や物の中から、じぶんが今欲しかったり、必要であったりするものが
見つかったりすれば、それはまさに宝物にめぐり合ったような悦びに浸れる
わけでして……。
この日は、ちいさな飾り棚をひとつ、選び出しました。置き場所もあるので、
メジャーをお借りしてああでもないこうでもないと、迷う時間もまたわくわくと。
その間、お待たせして、Mさん、ごめんなさい。
stones03.jpgtana.jpg
Mさんじっくりチェック中。
(右が、ぶじにわが家におさまった棚。これからいっそう、中を充実させなくては)
※「Stone Flower」店内の写真はすべて、許可を得て撮影しています。

そしていよいよ、ギャラリーへ。
作家それぞれが作り出す、楽しい小宇宙を味わいます。
以前こちらにもご登場いただいた、Kさんのフェルト作品も!
(しまった、お許しをもらって、写真を撮らせていただけばよかった……)

後日、Mさんの作品を、ハガキ大にきゅっと凝縮してくださったものをいただきました。
nostalgia.jpg 
じっと見ていると、早く家に帰らなくてはと焦りながら懸命に自転車を漕いだ
子どもの頃を思い出し、ちょっと泣きたくなるのです。

と書いていて、ふっと感じました。
「好きすぎて身のおきどころのない」思いからは、かすかにノスタルジアの
香りがするようだ、と。

記憶の中にあるはずのない場所やものだと思っていても、心の奥底に刻まれた
思い出と繋がる「気配」が、ひそやかに立ちのぼっているのかもしれません。
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