ある日とつぜん、着物に目覚めたものの──、さてどうすれば? 迷いながら訊ねながら学びながらの着物日々記録。
*** 着迷いごと ***
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舞えや歌えや その壱
2014年 05月 02日 (金) 12:09 | 編集
さて、すでに4回は袖を通した「水玉大島」が手元にやってきたのはつい先月、
こちらでも告知した中村かをるさんと酒井啓子さんのふたり展でのことでした。

それぞれに作られた帯とアクセサリーの数々は、期待を上回る磁力を放ち、
あらかじめ休みをとって平日初日に馳せ参じたのは大正解でした。

OPENの時間に遅れること20分ほどだったのに、すでに数人の方が
ギャラリーにおられて、その中にはここで待ち合わせした着物de遊び仲間の
SHちゃん、ガラス作家のTちゃんの顔もあり。

すでにふたりとも、しかと帯を手にして立っています。
「な、なにもう持ってるの?!」
「へっへっへ~」
「わ、わたしも私も」
意味もなく焦りつつ、あたりを見回したとたんに惹きつけられる一本が
ありました。
それはカラスの刺繍帯。
淡いピンク地の生地の上で、まさに濡れ羽色をしたカラスが遊んでいます。
ふっと手に取って鏡の前に。
「きっとそれを選ぶと思った」
ふたりがにやにやと鏡の中で笑います。

う。見透かされている……。

というわけで、ほぼ迷うことなく帯を決め、さらに酒井さんのセンスが光る
指輪や羽織紐をも、うっとりしつつも選びとり。

ほくほくしながら、ギャラリー奥のテーブルでお茶をいただいていたその時に、
ふっとかをる様がくだんの着物を見せてくださったのです。
「これ、Iちゃんにぴったりだと思うのね」

昭和初期の水玉柄大島紬。
不思議とモダンなデザインで、好みなのはもちろんのこと、サイズも
誂えたようにぴったりなのでした。

ふ。ふふふふふ。
意味もなく漏れる笑い。

そして、なになに、そんなかわいい着物もあったの?
いったいどこに?!
と友人たちの目の色もかわり、次々、着物が置かれた棚を覗き見ては取り出して。
あれこれと試した結果、SHちゃんは白大島、Tちゃんは水の都ヴェニスが描かれた
やわらかものをそれぞれ手にしてにっこり、なのでありました。

わたしはといえば、なぜかアヒル柄(!)の羽織まで見つけてしまい。
そういえばTちゃんも、まるで着てきたかのようにぴったりの紬の羽織を見つけ
出し──。
今思い出しても、さながら着物のお店に伺ったかのような充実感でありましたよ。

ようやく落ち着いて顔見合わせれば、誰からともなくいつもの合言葉。
「よし、がんばって働こう」
「うん」
「だね」
そう、このために、とまでは言いませんが、それぞれに髪振り乱しておそらくは
すっぴんにて仕事にあたる時間があるからこそ、こうしたときの喜び・愉しみは
幾倍にも増すのでありました。

それにしても、開催者おふたりのコーディネートはいつもの如く魅惑的。
個性にぴたりとあった印象深い着こなしに、何度も視線を送ってしまいます。
tenn02.jpgtenn03.jpg

Tちゃん、SHちゃんもそれぞれ素敵だったのに、SHちゃんの写真を撮りそびれて
しまいました。無念だ。
tenn00.jpg
こちらTちゃん。おかあさまの久米島が色白卵型のお顔に映えて、ただでさえ
美人なのにますます美しい姿にうっとりでした。

ああ、そして。
記念撮影でもSHちゃんの姿はまるっと隠れてしまっている、すまんです。
こんどコーディネート写真だけでも送ってもらおう。
tenn01.jpg
ちなみにわたしは、前回のかをる様三人展で入手した、雀が遊ぶ帯を締めて
いったのですが──、すみませぬ、いずれアップでご紹介をば。

で、この話、さらに続きがありますのです。              (つづく)
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